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意外と知らない?「ギネス記録」と「ギネスビール」の関係とは?

昨日、夫と晩酌をしながらこんな会話をしました。

夫「ギネスビールって名前がずるいよねー」

私「なんで?」

夫「だって、あのギネス記録のギネスと一緒じゃん!世界一っぽくてずるくない?」

私「ギネスビールとギネス記録って同じ会社だよ!」

夫「え?うそ!ミシュラン的な?」

私「うん、確か、そんな感じだった気がする...」

と、「ギネス記録」と「ギネスビール」が同じ会社だったと言う曖昧な記憶で会話をしていました。

まぁ、お酒飲みながらだし正確な情報はそんなに求められてないのですが...本当にあっているかどうかを調べておこうと思います。

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◇「ギネスビール」の創業

ギネス(Guiness & Co.)は1759年にアイルランドのダブリンで誕生したビール会社です。

一般的に「ギネスビール」として知られている、黒くて濃いビール(黒スタウト)を生産・販売しています。

創業者のアーサー・ギネスは、当時使われなくなっていた醸造所を年間45ポンド、9000年間借用することで、「ギネス」を操業させました。
(本日2020年7月24日現在のイギリス・ポンド(GBP)は134円なので年間6000円ちょっとと言うことになります。本当に??)

豆知識
ギネスはロンドンにも醸造所を持っていましたが、2005年には閉鎖されました。
イギリスに出荷される全てのギネスビールはアイルランドの醸造所で作られることに。
イギリスの人たちはロンドンで醸造されたものより、アイルランドで醸造されたものの方が良い味がすると言っていたそうです。

アイルランドのギネスの醸造所は品質管理の先駆けとなりました。
「ステュデント」と言う本を書いたウィリアム・ゴセットはギネスの醸造所の従業員でした。
彼のこの醸造所での大きな仕事の一つが、ステュデントのt分布であり、ステュデントのt検定。

◇「ギネス記録」の誕生

ギネス社は1955年に「ギネス・ブック・オブ・レコーズ(Guiness book of Records)」、いわゆるギネスブックを生み出しました。

ギネス世界記録の発行のきっかけは...

当時ギネス醸造所の代表取締役だったサー・ヒュー・ビーバーが、仲間とアイルランドへ狩りに行きました。

狩りに行った時、獲物のうち世界一早く飛べる鳥は、ヨーロッパムナグロか?ライチョウか?と言う議論になりなかなか議論に結論が出なかったため。

ビーバーがもしこう言う事柄を集めて載せた本があれば評判になるのでは?と考えてロンドンの調査業務をしていた二人に発行を依頼した。

2000年、世界記録を集める分野はギネスは独立し「ギネス・ワールド・レコーズ」に名前を変えます。

◇やっぱりギネスビールとギネス記録は同じ会社だった

今では別会社となていますが、もともとは同じ会社でした。 

しかも、狩り(遊び)に行った時のちょっとした会話から生まれたなんて!

経営者はいつでもどんな時でもアンテナを張っているものなんですね。

ベストセラーとなり、「イギリスの公立図書館で一番盗まれる本」「最も売れている年刊本」として自らも登録されているそうです。

今日調べてみて、夫に話せる豆知識が増えたのも嬉しい♪

次はミシュランの歴史も調べてみようと思います。

それでは、また!


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参考文献


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