【アドバイスは…】
様々な心の不調をもつ子どもを支える親の会をしています
そこで大切にしている
グランドルールがあります
これらは
自分がとても辛かったときに
経験したことがベースになっていて
自分なりの“心の安心安全の場”を作るにあたり
とても大切だと感じているものです
特にこの中の「アドバイス」について…
“アドバイスはときには心に刺さる刃となることも”
通常の会話でよく聞かれる(言われる)
「なんで?こうしたらいいのに」
この言葉は、一見、相手のためを思ってアドバイスとして発せられた言葉だと、聞き手の(ときには鼻高々な)態度から感じ取れるのですが
じつは、それは矢印が聞き手の方を向いている、聞き手のための言葉だったりするのです
例えば、仕事のプロジェクトで
あるテーマに取り組んでいて行き詰まった時に
心からヒントが欲しい!と思っていたときに
こういう一言が飛んできた場合
「あぁ、そうか!思考が固まっていた!」
と気づくことがあります
そのようなときは、聞き手に対して
「ありがとう!」
という感謝が沸いたりするのですが
悩みが深く、心身ともに弱っているときに、
「こうしたらいいんじゃない?」
という言葉が自分に向けられたとき
心はその聞き手に対して
ガラガラとシャッターを下ろしてしまうことがあるのです
聞き手の言うやり方や思い方は
実はとっくに試していたり
深く悩むに至るまで
いろんなことを考え
なんとかしようともがいてきた結果
悩みから抜け出せなくなり
心身ともに鬱々とした状態になっていることがあるからです
そしてそのアドバイスに対して
「ありがとう」と言うことさえ
心の疲労の要因となってしまい
そんな繰り返しをしたくなくなり
自分の心を守るために
ますます人との距離をとるようになってしまい
孤独感が増し
誰もわかってくれない、わかるはずがない、と
悩みの深みにハマっていくことにも
なりかねないのです
求めていないアドバイスは
ただの自己満足となること
それを日常のコミュニケーションにおいても
意識できたらいいですね
相談されて、一生懸命考えて答えてあげたのに
それからはその人と距離を感じている、という経験があるなら
自分がどんな関わりをしたのか
振り返ってみたらよいかもしれませんね
ではどのような関わりをしたら
相手も自分も心癒されるのか…?
それについてはまた今度(*´꒳`*)
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