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080_あくまき【宮崎・鹿児島】
これぞ故郷の郷土菓子の代表とも言えるユニークなお菓子。
味がね、説明しにくいんだ。
灰汁まきと書くように、餅米を灰汁(木の灰を水に浸して上澄みをすくった液)に漬けて、竹の皮で包み、灰汁で煮る。
似ている間に水分を吸収し、竹の皮で包まれている圧力で、餅米が勝手に膨張して餅のようになるらしい。
モッチモチ、ベッタベタ、味はないのだけど、かすかに苦みを伴うもわっとした独特のクセがある。
”アクが強い人”とかいうとき、口の中にこのもわっとしたのが広がって、私にとっての”アク”は、このなんとも形容しがたいヤツである。
砂糖やきな粉砂糖をつけて食べる。
正直、あんまり好きじゃない。
嫌いというほどでもないので、誰かが食べているのを見かけたら、2、3口もらって満足する。
うちの母や祖母は好物なので、好き嫌いが分かれる菓子である。
いかにも好き嫌いが分かれそうな菓子である。
宮崎、鹿児島の道の駅や物産館にはかなりの確率で置いてあるのでお試しあれ。
ものによってアクの強さが違う。
弱い方が食べやすいけど、弱すぎると物足りない。
スーパーなんかのは弱いものが多い。
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