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菓子王国佐賀

江戸時代、鎖国政策の下、唯一外国と貿易が行われていた長崎から続く長崎街道。
砂糖が運ばれた街道沿いは、古くから菓子文化が栄えていた。
佐賀県の鳥栖市、三養基郡みやき町、神崎市、佐賀市、小城市、杵島郡江北町、武雄市、嬉野市には、その宿場町がある。

砂糖とともに外国のお菓子も運ばれ、それをまねた菓子をつくるところも出てきた。
外国から伝わって日本流に作られたお菓子、カステラ、丸ぼうろ、金平糖等は、南蛮菓子として今でも親しまれ、特に佐賀・長崎・福岡に銘菓とするお店が多い。

明治に作り始めた小城羊羹は、今でも5万人に満たない人口の小城市には羊羹屋が19社もある。
19社ということは、店舗数となるといくつあるのだろう。

また、森永製菓、江崎グリコの創始者は、佐賀県出身である。

和菓子との相性が最高のお茶、このお茶が初めて栽培されたのも佐賀である。
1191年(鎌倉初期)、栄西が宋から茶の種を持ち帰り、脊振山(佐賀県神埼市吉野ヶ里町)に植える。

唐津や有田、佐賀には器の産地があるのも興味深い。

お茶、急須、湯のみ、菓子を佐賀旅行で少しずつそろえ、佐賀おやつタイムしてみたい。




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