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魅惑のシュガーロード


北九州市小倉から長崎市出島までの228kmを結ぶ道、長崎街道。
江戸時代には、この道を通って砂糖と南蛮菓子レシピがもたらされた。
シュガーロードとも呼ばれ、昔から多くの銘菓を生み出してきた。
日本を代表するお菓子メーカー、グリコ・森永の創業者がどちらも佐賀出身というもの大変興味深い。

長崎のカステラ、諫早の森永おこし、大村寿司、小城羊羹、丸ぼうろ、カステラ饅頭などなど、魅力的なお菓子がいっぱいだ。
簡単に通える距離に住んでいないのがもどかしい。

砂糖と一緒にポルトガルやオランダ、中国のお菓子も入ってきた。
これをマネして作って行くうち、日本独自のバージョンができた南蛮菓子や唐菓子。
カステラ、丸ぼーろ、金平糖はポルトガルから、一口香や饅頭は中国から。
すっかり日本のお菓子として定着したも、一部の地域のご当地菓子となったもの、いつか日本中のお菓子を追ってみたい。



一度は消えてしまった出島、復元作業が進められており、復元済みの建物含め一般公開されている。
小学校の社会の教科書で、海に突き出てた扇型の小島の絵が印象深かった出島。
なんと、今、周りはすっかり埋め立てられていて、軽くショック。



出島の中の三番蔵、ここに砂糖は運ばれた。
砂糖袋(模型)、お菓子についての説明も少しあった。




そして、出島から34号線の坂を上り、新大工町あたりへ。
商店街の片隅にぽつりと”長崎街道ここに始まる”の石碑がある。



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