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横浜を巡る。「ランドマークタワー展望台」「横浜三塔」「赤レンガ倉庫」


 K氏夫妻と「浜離宮恩賜公園」「迎賓館赤坂離宮」を巡り、夕刻に桜木町のホテルにチェックイン。
ディナークルーズの乗船時間まで1時間以上余裕が出来たので各部屋に分かれて、暫し休憩を取ることになった。


※本編からご覧になった方は前編もご覧ください。

前編からご覧になられた方は、もう気付かれたかも知れません。

そうです。
タイトルにこの旅のメイン ディナークルーズ がないんです。


今から事情説明しますね。

18時を回り、乗船場所である馬車道には何時に行けば良いのか?
予約しているとはいえ、早目に向かった方が良いのでは?と思い、運営会社に電話を入れた。

私:「既に桜木町に着いてるのですが、早目に向かった方が良いのか?それとも定刻の19時目指していけばよいのでしょうか?」

クルーズ担当者:「実は、ちょうどご連絡差し上げようとしてるところだったのですが、本日の運行は中止になったんです。」

え~、どうなってんの?

私:「それ、可笑しくないですか?乗船まで1時間を切って、しかもこちらから電話しなかったら馬車道に向かってるところでしたよ。一緒に来ている人達は遠くからわざわざ来てるんですよ。予定を今から組立てなおさなければならないじゃないですか!」

道理に合わない対応に半ばブチ切れていた。

クルーズ担当者:「船を出せる予定をしていたのですが、夕方から強風に変わってしまったものですから、あいすみません。」

私:「もっと早い段階で判断し、決定したらそちらから電話欲しかったですね。」

クルーズ担当者:「もし、予定が付かないようでしたら、船上でのディナーだけでも如何ですか?

おいおいおい、火に油を注ぐ気かい?

私:「個人的には、停止してる船で食事だけというのはお断りです。ただ、同行者にも相談してみないとならないので訊いて連絡しますよ。」

はす向かいのK氏夫妻の部屋に行き、クルーズが中止となった旨、伝えようとドアを開けた途端、ぷーんとアルコールの臭いが、、、。

私:「え?もう呑んじゃってるの?」

K:「そうそう、着いたと同時にコンビニで買ってきた。いつもの事だよ。」と笑いながら、言った。

私:「酷い話でさ、こちらから電話を入れたら、本日はクルーズ中止だと言うんだ。こんな直前になって、しかもこちらから電話しなかったら、乗船場所に向かっていたところだよ。」
「それで、船は出ないけど、船内でディナーだけでもどうか?と言われてるんだけど、どうする?」

K:「そりゃ、やめようよ。動かない船で食事なんて味気ないもん。」

私:「同感、同感。じゃあ、それは断ろう。」

K:「考え方によっては、それだけ強い風の中強行したら危険だったんで良しとしようよ。」

私:「まあね。処し方が良くないけど、仕方ないね。」

M代さん:「Eijyoさん、ビールどうぞ!足りないからコンビニに行ってきますね。」

私:「完全にここで酒盛りになっちゃうじゃない?」

K:「大丈夫、だいじょぶ。少し呑んでから出掛けようよ。」

クルーズ船の事務所に電話入れ、船内でのディナーはお断りした。

ふと、K氏夫妻の部屋から外を見ると、夜景が凄く綺麗だ。
大観覧車が色を変えながら綺麗に点滅を繰り返している。

K夫妻の部屋からの夜景


私:「夜景がきれいな部屋でいいね!ウチの部屋は目の前がオフィスだよ。」

M代さんがコンビニから戻り、ビールを次々といでくれた。

M代:「予約の時、コメントで眺めの良い部屋をお願いしますって書いたんですよ。」

家内:「流石、M代ちゃん。旅慣れてるわね。」

そろそろビールとつまみも片付きそうなので、呑み屋街の野毛に出掛けることになった。



野毛の呑み屋街に繰り出した。


 酒と魚が揃っていて、人気店「はなたれ」を目指した。
ところが、満席で店員さんの話だと暫く空きそうにないとの返答。

家内の強い要望もあってバルを探そうということになった。
K氏が間口1間くらいのお店を見つけた。
4人席が取れるそうだ。
入店すると、右側に小部屋のような4人席に座った。
なるほど、中々居心地が良い。

カウンター内で店主が一人で切り盛りしている。
カウンターには立ち席で常連らしき御仁が店主とワイングラス片手にダベっている。

お冷をテーブルまで持ってきた店主に次の物をオーダーした。
「生ハムエッグのマリゲリータ」「海老のアヒージョ」「イチジクとクリームチーズ」「ウッフマ!ポテトサラダ」の4品、ワインは、カベルネソーヴィニオンのボトル。

左:生ハムエッグのマリゲリータ
右:海老のアヒージョ
右:イチジクとクリームチーズ
左:ウッフマ!ポテトサラダ
チリ産カベルネソーヴィニオン
クラフト紙のメニュー

気が付けば、クイクイとワインを開けてしまい2本目に突入。
お腹も一杯になったところで、女子2人が帰りましょの合図。
お勘定は、女子経理部長2人に任せた。

※後日談 
勢いで飲み食いしてしまい、肝心の店名もレシートもなくお店の名前が分からない。とんだ失敗をしてしまった。

K氏と私の2人は、まだ呑み足りない。
呑みだけならBARにしよう。
人気がなくなった野毛の街をふらついた。

人気の途絶えた野毛の呑み屋街

BARの文字が見えた。K’s Bar だ。
店は2階。
階段をトントントンと駆け上がる。
カウンターからマスターいらっしゃいませの声。

こんな雰囲気
なぜか?灰皿を撮影していた

私はダイキリを頼んだ。
K氏はウィスキーロック。

シェーカーを振る姿を写真に収めようとするも間に合わず。
この辺りからかなり怪しくなってきた。

2杯目を間違いなくオーダーしたのだが、ギムレットかマティーニを頼んだかが全く記憶がない。
K氏がウィスキーロックをおかわりしたのは、何故か覚えている。

会話で記憶にあるのは、マスターがこのお店を5年やっていることだけだ。

会計も良く覚えてないが、多分4千円くらい払ったのではないだろうか?

店を出て、ホテルを目指した。(ここは覚えている。)

ここから先がほぼ記憶がない。

気が付けば、ベッドにあおむけで外から帰ったままの姿で足をだらんと垂らして完全に気絶状態で寝ていた。時間は2時30分。
我に帰り、シャワーを浴び床についた。

翌朝、思いっきり二日酔い状態。
頭ふらふら、少し気持ち悪い。

家内から集合は、M代さんと打ち合わせしフロントロビーで10時になったと伝えられる。
既に9時に近い。
朝食に向かおう。
その時、M代さんからLINEが入った。
「Eijyoさん、上着ウチの部屋にありますから大丈夫ですよ。

え~、な・ん・で~~~。
どうもBARから戻り、K氏夫妻の部屋で何か呑んでいたらしい。
そこで上着を脱いで置いてきたというのが真相だ。

冷静にどれだけ呑んだか考えてみよう。
まず、K氏夫妻の部屋でビールを駆け付け3本位。
バルでワインボトル2本、うち1本は間違いなく自分が呑んでいる筈だ。
BARでカクテル2杯

これだけ呑めば、そりゃー、記憶も飛ぶでしょ!
暫くは、サケ、酒という物を見たくない時間が続くだろう。

10時にフロント階に降り、K夫妻と合流。

ランドマークへ向かう。


ランドマークタワー展望台

所要時間1時間

 超高層ビルとしては、麻布台ヒルズ、アベノハルカスに次いで3番目に高い。70階建て、296.33m。
展望台がある69階まではで40秒で到達できる日本最速のエレベーター。
下りは世界最速。750m/毎分(時速45km)で上り、下りとも同速度。

仕事では来ているが、展望台に上がるのは初めてである。
どんな展望が出来るのか、楽しみである。

展望台フロア入口

入場券売り場には、20人ほど先客あり。
窓口1ヶ所でこなしているので、かなりスローだ。
15分位並んだろうか?

一気にエレベーターに乗り切れないので、入場制限も兼ねてるのかもしれない。

エレベーター前まで通され、係の人が飛んできた。
乗るのは我々4人含め、全6人だけである。
ドアーが閉まり、動き出した。

最高速度到達 750m/毎分 
27階到達時 エレベーター内の速度表示

あっという間に最高速度地点の27階へ。

69階到達時の表示

兎に角、揺れも全くなくあっと言う間に着いてしまう。
グラスに水を張って立てて置いてもこぼれない位の安定感だそうだ。

エレベーターを降りると、すごい景色だ。
インターコンチ(三日月型)、豪華客船 飛鳥Ⅱもあんなに小さい。

海側の眺め
横浜駅周辺 西口にある高島屋が見える
中央奥には、かすかに富士山が!
赤レンガ倉庫と飛鳥Ⅱ
左側黒いビル:オークウッドスィーツ横浜
その少し右奥に横浜スタジアム
空中散歩マップ
歩を進めると、目的地のイラストが浮き上がる。
中華街の門が浮き上がったところ。
意外とちょっと楽しい。
空庭:期間限定の展示
抹茶や和菓子、蕎麦があればもっと良かったのに、、、

 ぐるっと360度見渡せて、満足の時間だった。
個人的意見としては、スカイツリーより満足度が高かった。
何だろう?海に近く、横浜が一望できるのが好印象なのかな?

それでは、次の目的地「横浜三塔」に向かおう。

みなとみらい駅への長い下りエスカレーターの脇には、巨大な石板が。
詩人フリードリッヒ・シラーがデンマークの王子に宛てた手紙をアメリカのアーティスト、ジョセフ・コスースが作品としたそうである。
(タイトル:”The Boundaries of the Limitless”)

巨大な石板にハッとする。

みなとみらい から 日本大通りへ移動。


キングの塔に向かう


横浜三塔

その前に、横浜三塔については以下の通り。
・神奈川県庁本庁舎  ⇒ キングの塔
・横浜税関本関庁舎  ⇒ クイーンの塔
・横浜市開港記念会館 ⇒ ジャックの塔

・神奈川県庁本庁舎(キングの塔)

所要時間40分

正面玄関方向より

警備員さんに教えて頂き、エレベーターで5階に行けば展望が出来、資料室もあると教えて頂く。

ここから4枚は、県庁本庁舎屋上からの眺め。

飛鳥Ⅱが間近に見える
赤レンガ倉庫も見える
クイーンの塔:横浜税関
ジャックの塔:横浜市開港記念会館
キングの塔 堂々の風格
資料室掲示ボード
装飾灯
1階ロビーに設置
宝相華があしらわている
極楽に咲く幻の花とされ、本庁舎の各所に使われている。

1階ロビーを出て、警備員さんに皆でお礼をすると、声を掛けられた。
「通りを渡って、赤い消火栓があるところに立つと、三塔が同時に見える穴場スポットがありますよ。良かったら行ってみてください。」

親切な方だ。
これは逃してはならない。
早速、その場所へ。
確かに、1枚に三塔が収まる。これは良い事を教えてもらった。

県庁本庁舎を中央にして
左にジャックの塔
右にクイーンの塔
こうして見ると確かに本庁舎がキングの面持ちだ。

再び、警備員さんのところへ行き、撮った写真をお見せしてお礼を言った。
「お蔭様で良いのが撮れましたよ。有難うございました。」
喜んでもらって何よりといった警備員さんの日焼けした嬉しそうな顔が何ともいえない。



ジャックの塔に向かう


・横浜市開港記念会館(ジャックの塔)

3月一杯は閉館中という前情報を持ってはいたが、折角なので立ち寄った。
本当は、このステンドグラスを見たかったー!

建物下の表示版
名残惜しそうに覗き込む



クイーンの塔へ


・横浜税関本関庁舎(クイーンの塔)

像の鼻パークより
横浜税関本関庁入口 
税関マスコットのカスタム君
麻薬探知犬(ラブラドール、レトリバー)がモデルだそうだ。

<横浜税関の管轄>
神奈川、千葉(一部)、茨城、栃木、福島、宮城
<税関の役割>
1、輸入品に税を課す徴収機関
海外から輸入される貨物について関税、消費税等を徴収する。
2、水際の関所としての取締機関
薬物、銃器を始め、テロ関連物資、知的財産侵害物品等の社会の 安全安心を脅かす物品が国内に入る前に水際で阻止する。

置かれていた資料の中から以下をゲット。
1、そばの実の輸入
2、ココアパウダーの輸入
3、オリーブオイルの輸入
各々10ページ位の内容の濃い資料である。

横浜三塔 巡りはこれにて終了。
K氏が行ったことがないというので、最後に赤レンガ倉庫へ向かう。



象の鼻パークを通り、赤レンガ倉庫へ


飛鳥Ⅱ : 像の鼻パークから間近に撮影

赤レンガ倉庫

赤レンガ倉庫をバックにK氏夫妻

最後に食事かオチャして行こうということとなり、『グラニースミス』へ向かう。

春休みに入ったからなのか、平日なのにやたら若者が多い。
店には少し待ち入店できたが、従業員がホールにいないのでオーダーが中々できない。
本来はアップルパイが売りの店であるが、軽いランチ兼ねてという事で皆、キッシュのランチセットをオーダー。

アスパラとベーコンのキッシュのランチセット(コーヒー付)

食事が終わり、1号館も一通り見て回り、外に出たら『FLOWER GARDEN 2024』に向けて作業が気忙しく行われていた。
3/29~4/21開催のようだ。

1号館、2号館の間

横浜駅までご一緒し、お別れの時間だ。
用意した銀座菊廼舎の手土産を手渡し、この2日間を互いに労った。

こうして、2日間の小旅行は無事に終わることが出来た。

心残りは、ディナークルーズ、それとリニューアル中だった『横浜市開港記念会館』。
次回は、横浜美術館、noterの『たぬ子』さんが書かれていた関内の蕎麦処『利久庵』やたぬ子さんご推奨の三吉橋『小嶋屋』も加えてリベンジしたいと思う。


Thank you so much!


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