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EIJUSOグループ23年度表彰式 最優秀個人賞受賞者へインタビュー

こんにちは、EIJUSOグループ代表の永嶋です。
今回の社内報noteでは、23年度表彰式において最優秀個人賞に選ばれたスタッフのインタビューをお送りします。

音楽療法が介護の仕事に興味を持ったきっかけ

こんにちは、24年度で4年目になります。
1年目から3年目は介護職員として働き、今年度からは生活相談員として新たな挑戦を始めています。

私は学生時代に音楽を専門的に学んでいました。
そのなかで音楽療法についても学ぶ機会があり、福祉や介護の仕事に興味をもつきっかけとなりました。福祉のなかでも、高齢者介護の道に進みたいと思ったのは、学生時代の実習内で、ご高齢の方が音楽による変化を1番感じられたからでした。
実習の際に、認知症の方に馴染み深い歌を歌ったら、一緒に歌ってくれたり涙を流したことがあり、「音楽ってこんなに心を動かす力があるんだ」と思えたことがきっかけです。

就職活動においては、一緒に働く人を重視したいと思っていたので、見学時には働いている人たちをよく見るようにしていました。そのなかで、EIJUSOグループへの入社を決めたのは、働いているスタッフの皆さんがとにかく明るく、私も一緒にがんばっていきたいと思えたからです。

まずは介護現場でご高齢の方たちと関わり、基礎となる部分をしっかりと固めた上で、いずれは私の軸である音楽療法に取り組みたい。そんな想いを持って入社しました。

音楽の持つ力の大きさをあらためて実感した研究発表

私は学生時代は音楽を専攻してきたので介護については何の知識もない状態からのスタートでした。何もかもが初めてで、覚えることが山ほどあり、最初はいっぱいいっぱいでしたが、周りの先輩や同僚に恵まれ、丁寧に教えてもらい、助けていただいたおかげで、ネガティブな大変さは感じませんでした。

EIJUSOグループには新卒1年目に研究発表があります。
私が選んだテーマは音楽回想法です。研究自体はシンプルで、タブレットの音楽回想法アプリを使用して、利用者さんに音楽を聴いてもらったり、歌ってもらったりして、その様子を記録していくというものです。
対象の利用者さんは、当時担当していたユニットの中で、何年も外に出られず一日中居室で過ごされている方でした。誰とも話さず部屋にこもっているその方に対して何ができるか考えたとき、その方も音楽を聴くのが好きだと知り、何か音楽でアプローチできないかと思いました。

最初は誰かと話すこともなく過ごされていましたが、続けていくうちに徐々に会話ができる頻度が増えていきました。流す曲が会話の糸口になることもありましたね。そこからご本人が好きな塗り絵をしながら音楽を聴く日が出てきて、最終的には居室から出て食事を食べられるようになりました。また他のスタッフとも会話が弾むようになり、心を開いてくれたんだなと感じました。

途中は拒否されることもあり、難しさを感じることもありましたが諦めずにやり続けた結果、予想を超えた音楽のすごさを実感することができました。
結果として、研究発表で最優秀賞を頂きました。

音楽を軸に、「やりたい」に挑戦した2、3年目

2年目からは現場に少し慣れてきたこともあり、好きな音楽を活かした取り組みにも力を入れ始めました。幅広い方に音楽でアプローチできないかと考え、3、4ヵ月に1回程度の頻度で施設内で120人の利用者さんに向けて演奏会やレクリエーションを企画。演奏会は楽器をやっている先輩方と3人でやったり、私1人でウクレレと歌を披露しています。

仕事の合間に企画、練習をしているのですが、楽器や歌を練習すると自分の心も落ち着きますし、モチベーションアップにも繋がるので練習も本番も楽しく、やってみて良かったなと思っています。

そのほか、EIJUSOグループのクラブ活動の1つ「EN-BAND」にも参加しています。地域の方に向けて開催するふれあいサロンでは、ゴスペルを軸に英語を学べるサロンを月1回開催しています。

夢は40歳前後で音楽療法の仕事をすること。それまでにたくさんの経験を積みたい

4年目となるこの春から、生活相談員という新たな仕事に挑戦することになりました。生活相談員という職種は知っていたものの、どのような仕事なのか、あまり理解できていなかったので異動の話を聞いたときは不安がありました。しかし、任せていただいた以上は責任を持ってやりたいと思っています。

今までと同じように、日々の経験をしっかりと吸収して、施設全体を見られるよう、がんばっていきたいです。新卒から働いて3年が経った今、EIJUSOグループの魅力は3、4年目の経験のまだ浅い社員にも挑戦できる場をくれるところや成長できる環境を与えてくれるところだと思っています。「やりたいことをやっていいよ」と言ってくれることが、本当にありがたいです。だからこそ、演奏会やふれあいサロンなど、挑戦してみたいことに取り組んでこられました。

目標は、40歳前後で音楽療法に携わること。
福祉の仕事も大好きなので、それまでいただいた仕事に精一杯向き合って、たくさんの引き出しを自分のなかに作っていきたいです。


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