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17回目にして初!彩の国すこやかプラザで研究発表を開催しました

こんにちは、副理事長の永嶋です。
昨年の社内報noteでご紹介した新卒新入職員の研究発表。今年も2022年12月3日(土)に行いました。その様子について紹介します。

去年の研究発表の記事
今年は12月4日に開催!永寿荘の新入社員がやる「研究発表」とは【前編】
12月4日開催しました!永寿荘の新入社員がやる「研究発表」とは【後編】

初めて外部会場で開催!

これまでは社内向けに扇の森で開催してきた研究発表。今年からは、養成学校の関係者の方、新入社員のご家族の方にも見てもらえる場にしようと考え、彩の国すこやかプラザのホールをお借りして開催しました。

外部の方にも会場にお越しいただきたかったのですが、あいにく第8波の影響を受け、外部の方にはzoom中継でご覧いただく形になりました。

扇の森で開催していたときと比べ、ステージや音響と設備の整った場所で発表を行えたことは非常に良かったです。発表する新入社員たちは緊張していましたが、学術発表のような雰囲気で開催でき、素晴らしい場になったと思っています。

何よりも、zoom中継とはいえ、初めて学校関係者やご家族の方に見ていただける環境を作れたのが良かったです。教え子や我が子が社会人になり、しっかり発表している姿を見ていただける時間になったのではないでしょうか。

今年はつつじが丘認定こども園の職員が最優秀賞に

今年、最優秀賞に選ばれたのはつつじが丘認定こども園の職員です。つつじが丘認定こども園からは初の最優秀受賞者となります。

そもそも、過去16回の開催歴の中で、受賞者はほとんどがシニア事業部の職員ですから、こども事業部・認定こども園の新入社員から最優秀賞受賞者が出たこと自体が素晴らしいことだったと思います。

今までのこども事業部・認定こども園の職員による研究発表は、これまで子どもの成長のなかで自分たちがどうアプローチし、その結果、子どもの成長がどう変わるかという現場寄りの発表が多い傾向がありました。

しかし、今回の受賞者がテーマにしたのは、保育士や幼稚園の先生が足りないという課題をどうすれば解決できるかというもの。子どもの頃から保育に関する仕事に就きたいと思っていた職員は、現場で働き始めてから「こんなに楽しい仕事なのに、志す人が減っている」という現実に直面。その課題意識から、今回のテーマに設定したのだそうです。

では、どうしたらいいのか。その職員は、「まずは魅力を知ってもらうこと、裾野を広げること」が必要だとして、地域の高校生に「将来、子どもに関わる仕事に就きたいか、興味はあるか」とアンケート調査を実施。すると、「就きたい」と答えた人は少なかった一方、「興味がある」と答えた人は多くいることがわかりました。

そこで、興味がある高校生向けにボランティア体験の場を用意。トータルで20人ほどの高校生がこども園にやってきたのだそうです。その後、再びアンケートを取ったところ、体験前よりも子どもに関わる仕事をポジティブに捉える人が増えたことがわかりました。

私が何よりも素晴らしいと思ったのは、この職員が行動を起こしたことです。保育・福祉業界の働き手不足は知られていることですし、働きたいと思う人を増やすためには裾野を広げる必要がある。これは経営者や園長、施設長など、保育・福祉業界の関係者の多くがわかっていることだと思います。

でも、そこから「やる」と行動に移すことがなかなかできない。ダイエットもそうですよね。体重を減らす方法は理解していても、行動に起こし続けるのは難しい。そうした中で、新入社員が行動に移したことは非常に素晴らしく、だからこそ満場一致で今回の最優秀賞に選ばれたのだと思っています。

2023年4月には業界向けに法人の取り組みを発表する場があるため、ぜひこの職員にも一緒に来てもらい、新人育成の取り組みである研究発表についてご紹介したいと思っています。

来年も外部の方を呼べる場に

来年の研究発表も、今年と同じく外部の方を呼べる場にしたいと考えています。次はもっと対象者を広げ、大学3年生や専門学校1年生と、就職活動を始める一歩手前の学生さんたちにも参加してもらえる場にしたいですね。現状は内定者に参加してもらっているのですが、より早期から参加できることで、EIJUSOグループのことを知ってもらえる機会を作っていきたいです。


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