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【23年度のご挨拶】グループスローガンに込めた想い

こんにちは、EIJUSOグループ代表の永嶋です。

23年度のスタートですね。EIJUSOグループは今年で21周年になります。今回は、グループスローガンについてご紹介します。

毎年作っていた年度スローガンは卒業しました

これまでの年度スローガンからグループスローガンにアップデートしました。2年前に策定したコーポレートメッセージをグループスローガンとして新たに定義しています。
21年目にして、なぜ年度スローガンを辞めたのかというと、毎年新たにスローガンを作る意味について改めて考え直したからでした。

EIJUSOグループにはミッション・ビジョン・バリューがあります。さらに毎年変わる年度スローガンがあると、言葉が多すぎるなと感じたんです。言葉が増えると、結局何を大切にして欲しいのかわかりにくくなると考えました。

また、毎年年度スローガンを作ってはきたものの、果たして定着してきたのか?という疑問もありました。その年の気持ちを表すには良いものでしたが、EIJUSOグループとして大切にしてほしい言葉は毎年変えなくてもいいのではないかと考え、年度スローガンからグループスローガンに発展的な定義づけをしています。

EIJUSOグループスローガンは「期待を超え、未来をつくる」

23年度から新たに定義づけしたグループスローガンは、「期待を超え、未来をつくる」です。

ミッションは「私たちは何のために存在しているのか」を表すものであり、グループスローガンは「EIJUSOグループといえば」を表すものです。EIJUSOグループといえば、「期待を超え、未来をつくる」法人だと共通認識を持ち、社内外に発信していきたいと思っています。

2023年は「人を大切にする」元年です

23年度以降は年度スローガンを作ることはしませんが、23年度をどのような年にしたいのかという思いはあります。

経営計画発表会でもお話しますが、23年度は「人を大切にする」元年にしたいと考えています。きっかけは、数年前に訪れた天台宗の総本山、京都・延暦寺で知った「照于(千)一隅 此則国宝(一隅を照らす、これ即ち国宝なり)」という言葉との出会いです。

一隅、ひとすみを照らすため、日々コツコツ努力をしていくことが大切であり、そうした努力をできる人が国の宝だと、インパクトのある響とともに印象に強く残りました。

昔の書に記載されている言葉であるため、照の次の地が「于」や「千」と読まれることがありますが、私はどちらであっても正しい意味合いになるだろうと思っています。「千」の場合は千里を照らすと解釈されます。大きな志を持ち、努力しながらコツコツ貢献していくことが大切なのではないかと思え、それはどのような仕事でも変わらない原理原則なのではないかと感じられるのです。

では、そうした人になるにはどういう考えが必要なのか。1つのキーワードがAIです。2045年は人工知能が人間の知能を超えるシンギュラリティポイント(技術的特異点)だと言われています。世の中の仕事がAIに取って代わられるとも言われていますが、私はすべてが置き換わるとは思っていません。人間には、人間にしか感じられない感性があり、それこそが大切だからです。

その人間だからこその感性を、EIJUSOグループでは「気付く力」と定義しています。福祉の仕事は、人にしかできない仕事の代表格だといっても過言ではないでしょう。私たちの仕事は、AIが発達しても永遠になくならないものだと思っています。

そうした仕事において大切な気付く力は、すべての人にある人を思いやる気持ちだと言い換えられます。思いやる気持ち、すなわち人を大切にすることが私たちの仕事において非常に大切なことなのです。

人を大切にするとは、甘やかすというわけではなく、自分に関わる人を幸せにすることです。法人として、職員や先生はもちろんのこと、その周りにいるご家族の幸せも第一に考えていく。そうすれば、EIJUSOグループという法人を取り巻くすべての人を幸せにし、大切にすることに繋がると思っています。

「人を大切にする」元年の23年度は、新たな挑戦として三方よしプラスワンにも取り組んでまいります。三方は職員・お客様・地域。残りの1つは未来です。「人を大切にする」を追い続けていれば、三方よしプラスワンはおのずと実現するでしょう。

グループスローガンを土台に、人を大切にする元年として積み上げていく1年を過ごしていきましょう。


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