EIJUSOグループ22年度表彰式 最優秀個人賞受賞者へインタビュー
こんにちは、EIJUSOグループ代表の永嶋です。
今回の社内報noteでは、前回紹介した22年度表彰式において最優秀個人賞に選ばれたスタッフのインタビューをお送りします。
2021年 体育大学を卒業後に新卒で社会福祉法人永寿荘 入社
その後、特別養護老人ホーム今羽の森にて介護職員として2年勤務。
2023年4月 放課後等デイサービスココアスキッズスポーツに異動
<表彰歴>
2021年度 社会福祉法人永寿荘 研究発表優秀賞/優秀新人賞
2022年度 社会福祉法人永寿荘 最優秀個人賞/埼玉県老人福祉施設研究大会 優秀賞
入社理由は採用担当者から感じられたあたたかな雰囲気
私は23年度で3年目の職員です。EIJUSOグループへの入社を決めた理由は、採用担当者の方とお話した際に印象に残ったあたたかな雰囲気でした。もう一つは、パンフレットに書かれていた「日本一の法人を目指す」という言葉。私は体育会系の部活動(ラクロス部)出身で、部活時代にも日本一を掲げて取り組んできました。社会人になっても、日本一の目標を掲げてがんばれる環境に魅力を感じ、入社を決めました。
介護職からキャリアをスタートさせましたが、就職活動中から「いずれは障がい児サポートの仕事をしたい」という思いがありました。
障がい児サポートの仕事に関心を持ったきっかけは、子ども時代にまで遡ります。小さなころに障がい者や障がい児に関するドキュメンタリー番組などを見て関心を持ったのが原点。そこから何となく興味を抱き続け、大学生の時にはボランティアで障がい児の療育に携わっていました。
学生時代は小学生と関わる機会が多く、勉強が遅れている子をサポートできるのが嬉しかったですね。集団では上手く過ごせない子でも、個人単位であれば解決できる。そうした実体験から、サポートしたいという思いが強まりました。
仕事の合間を使って保育士資格の勉強を進めました
「いつかは障がい児に関われる仕事を」と言ってEIJUSOグループに入りましたが、その後はしばらく「いつかこういうことをしたい」とは言えませんでした。介護未経験で入社し周りの先輩方にやさしく教えてもらっている状況なのに、「違う方向に進みたい」と言っていいのかなという思いがあったんです。それでも「いつかは」という思いは変わりませんでした。仕事に慣れてきたころ、ようやくユニットの方に「本当は障がい児のほうに行きたくて」と言えるようになりました。
保育士資格の取得に挑戦し始めたのは、1年目の研究発表が終わってからのこと。2年目に試験を受け、前期の不合格を経て、後期で取得できました。「絶対取るぞ!」と意気込んでいたというより、「資格が取れたらワクワクするな」という感覚でしたね。特に周りに宣言もせず、粛々と勉強していました。通信教育を活用したので、実技試験が必要な二次試験対策は家でやったり、Zoomで行われている読み聞かせ講座に参加して見てもらったりしました。
シフトが13時からの日には午前中を活用したり、16時までの日には夜に2時間など、勉強時間は仕事のシフトの合間を上手く活用して確保。休みの日はやっぱり遊びたいですから(笑)。目標に向かって突き進むことが好きなので、仕事の合間に資格勉強をするのは苦にならなかったです。
研究発表のテーマは「自己肯定感」
1年目に法人内の研究発表で優秀賞に選んでいただきました。テーマは「ポジティブ言葉のシャワーを浴びよう」。EIJUSOグループには、法人内でありがとうカードを使用し、スタッフ間で感謝を贈り合う文化があります。それと似たようなことを高齢者施設の入居者の方に対して行おうと思ったんです。
テーマ決めは、興味のある言葉をたくさん書いて並べた中から、リーダーとチューターに相談しました。選んだテーマは「自己肯定感」。そこから、大学で「ポジティブシャワー」を浴びることで自己肯定感が上がった実体験に着目し、入居者に対して実践してみようと思いました。
感謝の気持ちは付箋で伝えました。食事前に行う体操をやってくれた方に「やってくれてありがとう」、お風呂になかなか入ってくれない方に「入ってくれてありがとう」。
「いつもなんで私ばかり」と不満を漏らしながら洗濯物たたみを手伝ってくれる方に「いつもお手伝いありがとう」と伝えたときには「ありがとうだって」と嬉しそうに他の方に言っている姿を見られました。そこからは、「やろうか?」と言ってきてくださるようになり、ユニットの雰囲気も良くなったんです。「ありがとう」を伝えられた側は自己肯定感が上がり、生きがいも得られるものなんだとあらためて実感しました。
2年目はチューターとして、1年目の研究発表のサポートを行いました。加えて、私自身は埼玉県老人福祉施設研究大会に出ることに。1年目のときにお世話になったユニットリーダーに添削してもらい、研究テーマをブラッシュアップして出場しました。
2年目で印象に残っているのは、「ありがとう」より「すみません」を多く口にしていた利用者さんとのやり取りです。一対一で介助することが多いのですが「いつもごめんなさいね」「すいません」と言われることが多く「やってもらって申し訳ない」という気持ちが非常に強い方だったんです。「これが仕事なので大丈夫なんですよ」と繰り返し伝えたり、ストレートに「すみませんよりありがとうのほうが嬉しいです」と伝えたりすることで、トイレ介助のときに自分から手招きしてくださるようになり、転倒する回数が減りました。信頼関係の構築にも繋がっていったと感じています。
介護から障がい児サポートの仕事へ
ココアキッズスポーツへの異動が決まり、まずは2ヵ月間子どもと関わる経験を積むため、大山西町保育園で勤務しました。発達に課題を抱える子どもが複数名いるクラスで、子どもたちと信頼関係がまだ築けていないなかで対応する難しさを感じました。大変さはありますが、やっぱり子どもはとてもかわいいです。
これからは、一対一で子どもをサポートする仕事をすることになります。どう関わったらいいのかな、上手くいかなかったらどうしようと不安も大きいですが、自分のやりたかった仕事に挑戦できることに前向きな気持ちでいます。
介護の仕事で学んだ利用者さんに接するときの口調やトーンも、今後に活かせるのではないかと思っています。
ココアキッズスポーツに来るお子さんは、一対一で接しているときは他の子と変わらないように見えるのだと聞きました。でも、集団になると行動が遅れてしまったり、困りごとが出てきてしまったりする。そこの支援をしていきたいですね。保護者の方からの相談にも応じられるよう、これから自分の引き出しをどんどん増やしていきたいです。
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