見出し画像

永寿荘で働く従業員の顔Vol.4 ご福あげお 池澤直樹さん<前編>

こんにちは、副理事長の永嶋です。今月の社内報noteは、「永寿荘で働く従業員の顔」の第4弾をお届けします。

今回は、特別養護老人ホームご福あげおで介護主任を務める池澤直樹さんです。EIJUSOグループ初の1on1ミーティングの取り組みを始めた池澤さんのこれまでの変遷についてお話してもらいました。前編では、介護業界に興味を持ったきっかけ、ご福あげおの介護主任に就くまでのエピソードをお届けします。

中学生時代から介護分野に興味がありました

私が介護の仕事に興味を持ったのは中学生のころです。学校の隣にデイサービスがあり、イベントなどで関わるうちに自然と興味を抱くように。高齢者の方に「ありがとう」と言われるのが嬉しくて、将来は介護職に就きたいと思うようになったんです。

EIJUSOグループを知ったのは、大学4年生のときに参加した合同説明会でした。そこから施設見学へ。いろいろな法人の施設を見学しに行きましたが、EIJUSOグループの施設は他と比べてもダントツに雰囲気が明るく、ここで働こうと入職を決めました。

「自分事」の範囲を広げることが社会人としての責任につながると教わりました

最初に配属されたのは今羽の森。見学時に感じていたイメージと実際に働き始めてからの印象に大きなギャップは特になかったですね。ただ、社会人になったばかりのころは、学生時代までの考え方を変えなければならず、そこには少し苦労しました。

学生の頃は、自分事の範囲が文字通り「自分」に直接関わるところで止まっていました。しかし、その思考のまま仕事に臨んでしまうと、極端な話、「自分の受け持ちの利用者さんだけ見ていればいい」「他のフロアの問題は自分には関係ない」ということになってしまいます。
入社したばかりの頃、当時の上司から「『ここまでで大丈夫だろう』という考えじゃだめだよ」と言われたことを今でも覚えています。

「入職1年目~3年目くらいまでに、社会人としての思考、言動、考え方について何度も繰り返し徹底して指導してくださったおかげで、 今の自分がいるのだと感じています。」

体調不良に悩まされた時期を経て、ご福あげおの介護主任に抜擢

入職2年目の途中でユニットリーダーを任せていただきました。「挑戦してみたい」と思っていたので、他のリーダーや職員とコミュニケーションを取りながら動く役回りにやりがいを感じていました。職員の中では、リーダーの自分が1番年齢が下だった時期もあり、言葉の選び方が上手くいかなかったこともあります。異動での入れ替えもあるなか、短期間でどう成長を促していけばいいのかにも悩みましたね。このように、いろいろと大変なこともありましたが、仕事は楽しかったです。


しかし、入職5年目になり、原因不明の発熱が1か月以上続く事態に見舞われました。 療養中に体力も落ちてしまい、つらかったです。身体のことを考え、一旦リーダーを降りること。

そこからおよそ2年が経ったころ、ご福あげおがオープンすることになりました。自宅の近くにできることもあり、オープンしたら異動したいなと思っていたところ、オープニングメンバーとして異動が決まりました。

驚いたのは、介護主任としての異動が決まったことです。当時の私はまだリーダーを降りた立場でしたから、異動を機に立場が変わるとしても、再びリーダーだろうなと思っていたんです。ポジションには驚いたものの、ご福あげおで働きたい気持ちが強かったものですから、お話をいただけてとても嬉しかったですね。

オープニングを経験するのは初めて。物品もない、システムもない、法人内からの異動組もほとんどいないと、本当に何もないところから施設を作っていくのは、思っていたよりも大変でした。

特に大変だったのは、施設を支える「人」に関する部分です。法人内から異動してきたのは2~3人。新規採用者が9割近くを占める状態で、EIJUSOグループらしい施設にしていくにはどうしたらいいのか。介護主任としてどうみんなをまとめていけばいいのかがわからず、悩む日々でした。

そこで私が始めたのが、一人ひとりとのコミュニケーションです。相手の話を聞いて意見を受け取り、少しずつEIJUSOグループが大切にしている考え方をご福あげお全体にいきわたらせていこうと思ったのです。これが、のちに今の1on1ミーティングにつながりました。

<この当時、「1on1ミーティング」という言葉は知らなかったという池澤さん。後編では、当時の取り組み内容や現在の1on1ミーティングについてご紹介いたします>

後編はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?