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いじめから学んだこと、そして今後。

小学4~6年生にかけて、いじめにあった。
毎日しんどかった。
毎日学校に行きたくなかった。
食欲が出なかった。
寝れなくなった。
勉強に集中できなくなった。
なんで自分なの?って思った。
何がいけなかったんだろう、みんなは自分の何が気に入らないんだろうって考えて、考えて考えて、でも全然答えが出なかった。

そして、孤独に慣れようと思った。
それまでの自分は、集団で行動することに慣れきっていて、ただみんなと一緒というだけで安心感を得ていたのかもしれない。

それからは、みんなに合わせるのではなく、一人で行動するようになった。
教室を移動するときも一人。
学校から帰るときも一人。
何をするときも自分で「一人」を選んだ。
1人でも平気なふりをしていた。
好んで一人を選んでるんだよ、そう周りに思わせようとしていた。

でも、ほんとは強がっているだけだった。
ほんとは寂しかった。
誰かに話しかけてほしかった。
孤独に押しつぶされそうになりながら、それでも強がることで、自分を保っていた。

親に話した。
ほんとは言いたくなかったけど、当時の自分は多分、もうこのままじゃもたないって思ったんだと思う。

そこから、親が先生に相談してくれて、先生が話を聞いてくれた。
先生はちょっとだけ、気にしてくれるようになった。

でも、そんなに大きな変化はなかった。
そんなもんだ。



いじめから学んだことはたくさんあった。

いじめを通して、相手の気持ちを考えられるようになった。

それまでの自分は、自己中で、多分相手の気持ちなんてほとんど考えていなかったと思う。
人に心無いことばを浴びせていたこともあったと思う。
早いうちに気づかせてもらえて本当に良かった。
強がりでしかないのかもしれないけど、今はそう思う。

だって、もしいじめられていなかったら、そんなことも気づかない大人になって、今でも平気で人を傷つけていたかもしれないから。


いじめられる側の気持ちにも気づけた。
いじめられる前の自分は、いじめに加担していた。
ほんとにサイテーだったんだけど、そのサイテーなことをしていたことに全く気付いていなかった。
いじめられて初めて、いじめってこんなにつらいんだってわかった。

いじめたことはあっても、いじめられたことがない人には、いじめらる側の気持ちが分からない。


いじめがきっかけで、周りの目が気になるようになった。
自分が周りからどう見えているのか、気になってしょうがなかった。
否定されることが怖くなった。

だから、自分の意見を言わなくなった。
意見を言わない方が楽だと思ってた。

でも、これは克服しなくちゃいけないって思った。

『他人にどう思われるかを心配している限り、あなたは他人のものだ』

ニール・ドナルド・ウォルシュ

この名言を見てドキッとした。
「自分のことじゃん」って思った。
ずーっと今まで目を背けてきた。

周りを気にしている限り、自分の好きな人生なんて歩めない。
ここまで逃げてきたけど、ちゃんと向き合わないといけないんだね。

だからまずは、自分のことをちょっとずつ好きになろうと思う。

「自分なんて」「自分なんか」

この感情を少しずつでも減らしていく。
時間はかかるかもしれないけど、多分大丈夫。



ここ最近、ずっと
自己肯定感を高めようと思っていた。

でも、そう思えば思うほど、自己肯定感が低い自分とのギャップに押しつぶされて、そのたびに自分を否定し、自己嫌悪に陥り、負のループを抜け出せなくなっていた。

でも、わかった。
自己肯定感は高めようとするものじゃないんだってこと。

大切なのは、今の自分を受け入れること。
今のままの自分でいいんだよって思えるようになること。

だって、自己肯定感を高めようとする行為は、自己肯定感が低い今の自分を否定しているだけだったんだもん。

自分を変えなきゃ、変わらなきゃって思えば思うほど、そうじゃない今の自分をどんどん嫌うようになっていった。

だから、自己肯定感が低いとか高いとか、そういうのはいったん置いといて、まずは今の自分を受け入れる

まずはそこから始めよう。自分を好きになる。

気づかせてくれてありがとう。


「自己受容」っていうらしい。

「自己受容」とは、自分の受け入れがたい部分をそのまま受け入れること

自分の受け入れがたい部分は、

  • 自分の軸がなく、人に流されやすい

  • 周りの目を気にしすぎる

  • 嫌われることが怖くて、自分の意見が言えない時がある

  • 周りに合わせて、思うように動けない

  • 自分1人ではなかなか決断できない

これを克服したい、治したいって思ってた。
そういう自分が嫌いで、変えたいと思っていた。

でも、まずはこれを受け入れる。
受け入れる勇気を持つ。

少しずつ始めよう。

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