ジョーシンがやむにやまれずコロナ対応したら、思わぬ効果がいっぱいあったという話
昨日の日経の地域版に載っていた記事が結構おもしろかったのでご紹介。
やむにやまれず行った感染対策が、実は意外なところでよい効果をもたらしたので、コロナの収束後も、継続していこうということになったお話です。
①新店オープン時の先着販売セールとりやめ
開店前の行列が密になるということで、先着順の目玉商品販売をやめて、抽選制にしたそうです。すると・・・
・ワゴン車に乗った業者らしき集団(転売目的の人)が来なくなった
・これまでなら、「完売」の札を見た瞬間店を出ていった人がいなくなった。
・当選者は後日来店して購入してくれるので、販売機会が増えた
むしろ商圏の人に喜んでもらえる機会が増えているのではないか?
という状況になったそうです。
②元日営業をやめた
苦渋の決断で、20年ぶりに元日営業をやめたのですが・・・
・心身がリフレッシュして、従業員の皆さんが1月2日から心機一転でがんばれた
社内の反応は上々で、来年以降も元日は休業することになったそうです。
③年末から「初売り」スタート
これは去年自宅にDMが届いたときに、「おいおい、まだ12月やで」と苦笑したのを覚えています。客に少々違和感をもたれても、コロナなんだから仕方ないよねっていう、これもやむにやまれずの判断だと思うのですが・・・
・これまでは大みそかの営業終了後に大急ぎで店内装飾を入れ替えていたが、去年は余裕をもって売り場づくりができた
・例年クリスマス後にできる「販売の谷」が消えた
これまた、予想外に良い効果があったとのことでした。
④まとめ
家電は巣ごもり消費の代表ジャンルで、ネット販売も活況なのでというのもありますが、ジョーシンの昨年12月の四半期決算は、
・売上: 対前年同期108%
・利益: 対前年同期173%(経常利益・営業利益とも)
店頭販売売上高も前年を上回り、売上全体の約8割をキープ。
「働きがいも成長も」というSDG'sのアジェンダがありますが、
それってまさにこういうことだなあと思いました。
今日からプロ野球も開幕。阪神タイガースとともに、オフィシャルスポンサージョーシンも、この勢いで伸びていってほしいです。