TOAのライト周りを考える
最近ライト周りのことが気になり始めた今日この頃。
これまで暗くなる頃から走ることがあまりなかったので、ライトに関しては付けばいいやくらい無頓着でいたのですが、たまたま先日早朝真っ暗な中走る機会がありまして…その時ライトを付けてもあまりに暗かったので、ちゃんとライトを考えようと思い至りました。
knogを使っていましたが…
TOAにもUltimateにも、元々はknogのpwr riderというライトを使っていました。
このライト、単純にライトとしてだけではなくモバイルバッテリーとしても使えるので、それが良くて購入していました。
ただ、このライト最大で明るさは450ルーメン。ある程度暗くても走れる明るさなのは良いのですが2時間しかバッテリーが持ちません。
夜道で走るとモバイルバッテリーとして使えるだけのバッテリー残量もないわけで…そんなところがだんだん不満になってきたのでした。
ちなみに、knogのライトも決して悪いものではないです。
都会の夜なら、半分の200ルーメン位でも十分使えれば、それなら十分バッテリーも持ちます。
ただ、私のような片田舎で街灯のない所を好んで走るタイプには、ちょっと役不足なんだろうなと。
CATEYE VOLT800を勢いでとりあえず買ってみる
これまでライトに無頓着だったので、どこのライトを買えばいいかで今度は悩みます。
正直どこも似たり寄ったりで…ただ口コミを見てると、これなんかみんないいとか言ってます。
自転車YouTuberの方々の間でも結構使われてるそう。
なるほどキャットアイか…メーカーホームページを見ると、800ルーメンなら明るすぎるくらいだけどそれでも2時間持つし、knogと同じくらいの400ルーメンであれば3.5時間も持つ。
しかも何より素晴らしいのが、バッテリーが交換可能だという点。
これにすればいいかなとあんまり深く考えずにとりあえず1個分だけ購入。
でもボントレガーもいいぞ?
とりあえず1個分買ったものの、いろいろネットで探してるといろんなライトがあり過ぎて、あれもこれもと悩み出します…結局何選んだら良いのやら。
そんな中でも気になり出したのがボントレガー。
なぜかと言えばTOAはホイールもサドルもボントレガーを使ってるから。
ここまできたらライト類もボントレガーにしたくなる…。
加えて、TOAのサドルはアイオロスプロを使ってるのですが、ボントレガー専用のライトを取り付けられるマウントも存在します。
どうせなら綺麗にテールライトを取り付けたいなと。
(あくまで見た目重視!?)
という本質的なところとは別の理由でボントレガーのライトを物色することに。
どうせならフロントだけではなくリアライトも変えたくなってきたぞと。
結局TOAはボントレガーで揃えることに
トレックのサイトであれこれ調べて、結局はフロントもリアもライトを新調しようと一式ボントレガーのライトを購入しちゃいました。
TOAはボントレガーにして、勢いで買ってしまったVOLT800はUltimateに付けることにしようかなと。
ボントレガー製品は基本トレック製品を取り扱ってる実店舗でないと買えないようでして…重い腰を上げて自宅から一番近い昭島のトレックストアに行ってきました。
買ってきたのは、①フロントライト、②ブレンダーシステム用のフロントライトマウント、③リアライト、④リアライト固定用のボントレガーサドル専用マウントの計4つ。
お値段一式で約30,000円…フロントライトが約19,000円、リアライトが約8,000円でライトにしてはなかなかのお値段ですね…その理由は後ほど。
フロントライトを美しく取り付ける
これまでknogのライトを付けていた時は、レックマウントのサイコン用マウントの下に、同じくレックマウントのGP下部アダプターと大型クリップをぶら下げて、クリップでライトを挟む形で取り付けてました。
まぁこれはこれでスッキリして取り付けができているのですが、やっぱりでっかいクリップで挟むスタイルより、専用マウントでカチッとライトが自転車に固定されてる方がより美しい。
しかもボントレガーのフロントライトは角張っているのでクリップで固定しにくい…というわけで、スマートに自転車に固定できる方法を模索したのがこれです。
ボントレガーでは、ブレンダー(Blendr)システムという自社のステム・ハンドル専用のアクセサリマウントシステムが存在します。
対応しているのは、ボントレガー製のステム・ハンドル・ライト類のみ。
TOAにはMANAハンドルバーを使っておりボントレガー製品ではないので、ハンドル周りのアクセサリマウントにはレックマウントを使っています。
(CHAPTER2という超マイナーなブランドにも対応するサイコンマウントを出しちゃうレックマウントが神すぎます)
そしてレックマウントとブレンダーシステムには全くと言っていいほど互換性がありません。
レックマウントは割とありとあらゆるメーカーのステム・ハンドルと互換性を持たせて専用のマウント製品を世に出してくれるのですが…どういうわけかトレック(というかボントレガー)には頑なに対応してくれません。
※何か大人な事情でもあるんでしょうか…
そのため、レックマウント製サイコンマウントの下にどうやってボントレガーのライトを美しくぶら下げるのかを考える必要があります。
でも実はこれ、ちょっとした工夫で簡単にできちゃいました。
使用するのはこちらのブレンダーシステム用のライトマウント。お値段1,500円くらい。
これは元々ブレンダーシステム用のステムに取り付けるための専用ライトマウントなんですが、ちょっと加工すればレックマウントのサイコンマウントにも取り付けられます。
このマウントを取り出して、上に付いている長方形のアタッチメントをネジを緩めて取り外します。
※このままレックマウントに取り付けると、ライトが横向きに取り付けられてしまいます。
取り外したアタッチメントの向きを90度変えて再度取り付けます。
これでライトが正面を向いて取り付けられるようになります。
あとは、レックマウントのサイコンマウントに、GoPro取り付けなどに使うGP下部アダプターを取り付け、そこに今回購入したライトマウントを取り付けてネジで固定します。
するとご覧の通り互換性ないはずですがピッタリと取り付けられます。
最後にライトをマウントに取り付ければ完成です。
マウント上のレバーを引きながら横にずらすことでライトを取り外すことができますが、なかなかに硬いのでこれなら走行中の振動で外れることもないかなと思います。
見た感じどうでしょう?
最初から純正で付いてましたと言わんばかりの、かなりスッキリかつ自然な感じですね。
購入したフロントライトは、フラグシップモデルのIon Pro RT Front Bike Light。
購入の決め手は最大1300ルーメンで1.5時間使える…というより800ルーメンで3時間、400ルーメンで6時間ととにかく長持ちする点。
そして、ANT+やBluetooth対応でサイコンからライトの点灯をコントロールできるというとてもインテリジェンスなライトです。
ガジェット付きの私にとってはたまらない逸品…。
テールライトも美しく取り付ける
これまでテールライトは、サドルバッグにくっつけていたのですが、せっかくボントレガーサドル専用のテールライトマウントがあるなら取り付けない手はないということで、マウントとテールライトを一式購入しました。
こちらがボントレガーサドル専用のテールライト用マウントでお値段1100円くらい。
アイオロスサドルはもちろんボントレガー製のサドル全般に対応しています。
取り付け方法は、このマウントをサドル裏側にあるネジ穴にビスで固定するだけと至って簡単です。
取り付け後の状態がこちらです。
このマウントの先端にある長方形のアタッチメントに、ライトをスライドさせて取り付けることになります。
こちらがテールライトを取り付けた状態。テールライト自体とても小さいですね。
それでも思いっきり明るく光ります。
普段からスペアチューブラータイヤを入れるためにサドルバッグをぶら下げており、サドルバッグとの干渉具合も気になっていたのですが、マウントが外側へ迫り出しているおかげで干渉せずに済みました。
(ただし、バッグの中身を開けるときに若干開けづらい…が滅多に開けるものでもないし見た目重視で)
今回購入したテールライトは、同じくフラグシップモデルのFlare RT Rear Bike Lightでお値段が約8,000円。
お高いですが、決め手はやはりIon Proと同様にANT+/Bluetoothに対応してるからです。
せっかくなのでガーミンとの連動を試してみる
今回購入したIon Pro RT / Flare RTはいずれもANT+/Bluetoothに対応しているので、Garmin Edgeと連動してライトの点灯ができたりします。
設定できるのは、①Garmin Edgeの起動/停止とフロント/テールライトの点灯/消灯を連動させる機能、②周囲の明るさに応じて、フロント/テールライトの調光を自動的に行なってくれる機能の2つです。
両方試してみましたが、Garmin Edgeの電源が入ると同時にライトが点灯し、周囲の明るさに応じてデイフラッシュだったり点灯だったりを制御してくれます。
すなわち、もう手元でライトの操作がいらないのです。
これには目を丸くしました、もうここまできてるのですね…こりゃ人間ダメにするわ(苦笑)
と、ライトネタでここまで長々と書いてしまいましたが、ライト一式で3万円近くするのは少し抵抗を感じましたが、純正然としたスッキリした取り付けに、ライト付け忘れも防げる自動点灯の機能までついているので、まぁ高いには高いなりの理由があるんだなぁと実感させられました。
皆さんもライトに少しこだわってみてはいかがでしょうか。
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