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僕は口だけの奴が嫌いです。

どうも。よしかわえいじです。
また会いましたね。

やっときました最終章。
まさか二日で完成すると思いませんでした。
今回はこんな感じです。

今回のコンテンツ
▶︎MECEフレームワーク 要素分解型(4つ)
▶︎MECEフレームワーク 時系列型(4つ)
▶︎再分析ロジック(2つ)
▶︎まとめ

こんな感じで行きます。
結構な量あるので覚悟してください。
(パソコンで見るのをお勧めします!)

それでは一つめのコンテンツです!

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まず、フレームワークというのは、

フレームワーク = 共通して用いることが出来る考え方、意思決定、
分析、問題解決、戦略立案などの枠組みのこと

という意味です。
言ってみればMECEもこの中の一つです。
ただ今回はMECEを軸にお話をしているのでMECE内の要素を他のフレームワークを使い、分解、分析していこうと思います。

なお注意ですが、MECEを行う上で今回紹介するフレームワークを”全て使わなくてはいけない”というわけではありません。必要な時に一つの手段、ツールとしてご活用ください。

それでは一つ目です。

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まずは4C分析です。よくWebと参考書では3C分析で見ると思いますが今回はその3Cに協力者(Co-Operator)をプラスしたものを使います。

3C = Customer(顧客)/ Competitor(競合)/ Company(自社)の三者の視点からCSF(重要成功要因)を導き出す。フレームワークの一つ。協力者(Co-Operator)の三者の視点からCSF(重要成功要因)を導き出す。フレームワークの一つ。

あ、もう一つ解説用語出ましたね。

CSF (Critical Success Factor) =重要成功要因。目標と戦略の実現の為に何が重要な成功要因のこと(類似用語:KSF/KFS)

今回は4Cなので、

4C = Customer(顧客)/ Competitor(競合)/ Company(自社)/ Co-Operator(協力者)の四者の視点からCSFを導き出す。

となります。
図解するとこんな感じです。

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今回は当初作成したMECEに基づいて分析するので書き方を変えます。
MECEにはめるときはこのような形になります。

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第二章でお話ししたロジックツリーに書き換えています。
分析の順番は上から順番に顧客→競合→自社→協力者です。
逆にすると目的や手段が多様化してしまうのできちんと顧客(消費者)の動向から探って行きましょう。

特に協力者の部分はクリエイティブに考えます。

同じ業界や類似するものにとらわれず様々なパターンを想定しましょう。

例えば、”サイバーエージェント x 大阪大学 x 東急不動産””ジンズ(眼鏡) x 美容室”などなど。自身の固定概念にとらわれないように注意ください。

※参考資料はこちら http://www.tsuhanshinbun.com/archive/2018/05/post-3103.html

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4Cの次は4Pです。(ややこしい。)
4Pとは、

4P = Place(場所)/ Price(価格)/ Product(商品)/ Promotion(販売促進)を使いターゲット市場を分析する。フレームワークの一つ。(別名:マーケティングミックス)

となります。図解するとこんな感じです。

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こちらの分析の順番は商品→価格→場所→販売促進となります。

上記4項目の考え方は主にこんな感じです。

商品(product)= デザイン/品質/名称/サービス/保証/パッケージ/種類
顧客のニーズをどう満たしているか、メリットは何か。
価格(price)= 客層/価格設定
上記productを元にどの年齢層ターゲットか、価格は適正か(高単価層なのか低単価そうなのか)。
場所(place) = 流通/販売されている場所/販売手法/オンライン
上記priceで決まっている内容でどこでどんな売り方をされているのか。
販売促進(promotion) = 情報流通経路/CM/DM/イベント
上記3項目を踏まえてどのような手段で顧客に認知させているのか。

MECEに使うときはこんな感じです。

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はい。どんどん行きます。

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かっこいいですねSWOT(スウォット)

こちらのSWOT分析は今までのフレームワークには無かった”強み””弱み”という概念を加えたものとなります。

SWOT分析 = Strengths(強み)/ Weaknesses(弱み)/ Opportunities(機会)/ Threats(脅威)に分けて分析するフレームワーク。

です。図解します。

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SWOTには特に順番はなく、よく使うシーンとしては分析する主題に関して自身が経験のあるもの(当事者である)場合によく使います。主に自社サービスを分析するときとかですね。


はい。


大丈夫ですか?


この情報量でパンクしてないですか?
まだまだありますよ。(なんだとっ!?)


ただ、

次は少し要素多めなのでしんどかったらスルーしてくださいね。

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お次は7S分析です。

7S分析 = 7つの要素の相互関係を示し、組織の戦略を分析するフレームワーク。マッキンゼーアンドカンパニーが提唱。

そうなんです。みんな大好きマッキンゼーが作ったやつなんです。
ちなみに7Sは”Soft 4S""Hard 3S"に分けられます。
こちらが一覧です。

Soft 4S
▷Shared value 共通に持つ理念や価値観
=従業員が共通認識している価値観、長期に渡る組織目標など。
▷Style スタイル
=会社の社風、組織文化。暗黙の行動規範。

▷Staff 人材
=個々の人材の能力。

▷Skill 保有するスキル
=組織全体に備わっている技術。(販売力、技術力、マーケティング力etc)
Hard 3S
▶︎Strategy 戦略
=事業の優位性を保つための強み、戦略上の優先順位、事業の方向性など。

▶︎Structure 組織構造
=組織の形態(事業部別組織、機能別組織)、部門間の地位など。
▶︎System 組織の仕組みや制度
=評価・報酬・採用・育成の仕組み、意思決定のプロセス、情報の流れ、会計制度など。

難しそうですね。
7Sを簡単に図解するとこんな感じです。

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このフレームワークは主に組織内部の課題解決における分析に使われます。
なので先ほどのSWOT分析と一緒に使われることが多いですね。

以上が要素分析型の4つのフレームワーク(4C/4P/SWOT/7S)でした。

次おそらくみなさんの知ってるフレームワークが出てくるかと思います。


それでは行ってみましょう。

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続きまして時系列型です。
時系列って難しいですかね、、、簡単に言うと”過去→今→未来”みたいな感じでステップに分けて区切り、分析していくといった感じです。

それでは一つ目です。

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出ました!超有名フレームワーク!PDCA
一応確認で意味を確認しておきましょう。

PDCA = Plan(計画)/ Do(実行)/ Check(評価)/ Act(改善)を繰り返し活動レベルを上げていくサイクルのこと

これは図解するまでもないですが。。。。


はい。やります。

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このようにPDCAで分けると、どこのステップで問題が起きたかがわかります。あとはどこのステップから改善していけばいいかを選定する、という感じです。

どんどん行きましょう。

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なかなか聞いたことあるって人は少ないのではないのでしょうか?

バリューチェーン = 事業活動を一連の価値(Value)の連鎖(Chain)としてとらえる考え方のこと

バリューチェーンで分析すると、自社と競合他社が市場の流れに応じて次にどのような動きをするかを予測でき、同時に自社の強みを整理することができます。

むちゃくちゃ簡単に言うと

これからどんな流れで利益を生んでいくのか

を分析する方法です。


.......


はい。そうですね。図解します!

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これに関して語るとえぐい長さになるので簡単に分析方法だけお教えします。

バリューチェーン分析方法
①自社のバリューチェーンの分析
=主活動と支援活動が自社なのか、他者なのか
②各レイヤーコストの分析
=仕入れや、プロモーションなどにどれくらいに費用がかかっているのか
③バリューチェーンの強み、弱み分析
=SWOTの強弱分析を行います
④VRIOを使い分析

VRIOってなんやねんってなりましたよね。
こちらです。

VRIO = 経営資源の競争優位性分析のこと。Value(価値)/ Rareness(希少性)/ Imitability(模倣可能性)/ Organization(組織)の4つで分析を行う。

こちらに関しては後日詳しく書きます!

ではお次行きましょう!

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時系列型残り二つです。頑張って行きましょう。

と言うことでライフサイクルです!

ライフサイクル = 導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの段階に分類し、それぞれの時期に適したマーケティング手法を分析するもの。(別名:製品/市場ライフサイクル)

製品などが市場に参入し、退場するまでの流れを元に分析します。
基軸は売上軸と時間軸で構成されています。
早速図解に行きましょう。

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少し直線が単純ですがこのような形になります。
解決策を講じる時に自社がどの時期にいるのかで大きく変わります。
このライフサイクルがPDCAの次によく使われるフレームワークですね。

VCなどの資金調達の時にはもう少し違う言い方をしますがその話もまた後日にしましょう。

では次で時系列型ラストになります!

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AIDMA(アイドマ)と読みます。
とりあえず語彙説明します。

AIDMA = 人が購買に至るまでの流れを、Attention(注意)/ Interest(関心)/ Desire(欲求)/ Memory(記憶)/ Action(行動)の5段階に分けて行うもの。マーケティング戦略分析などに使う。

今までは段階の一つに分類されていた”購買”の部分だけを5段階に分けて考える手法です。

この5段階はよく3つに分けられます。

認知の段階(Attention)
感情の段階(Interest/Desire/Memory)
行動の段階(Act)

図解するとこんな感じです。

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商品などがなぜ変われないのかを分析する時に用いられることが多いですね。

と言うことで、時系列型終了です!

最後に再分析2つをご紹介します。

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こちらでは2つ紹介します!

再分析コンテンツ
▶︎対象概念分析
▶︎因数分解


ではまず一つ目です。


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この考え方は今回ご紹介した中で一番シンプルです。

対象概念分析 = 対象的な概念を提示し、それぞれの解決策案をブレインストーミングする方法

ブレインストーミングは先ほど行いましたね。

このブレインストーミングを2つ軸で行う方法になっております。

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今回はパンの売上をどのようにして上げるかを質と量と言う概念でブレインストーミングした例になります。

あとは図の通り、量であればいかに数を売るかと言う発想になり、質であればパンの質を上げるかを考えます。

他にも様々な応用ができそうですね。

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懐かしいですね。因数分解

学校の勉強なんて将来役立つわけないやろ!!!!

とか叫んでませんでしたか?
ちゃんと役に立ちますよ。よかったですね。

複数の参考文献では掛け算式と言われたりもします。

ここでは特に図解というものではなく今まで分析して来た項目を式にまとめて具体的に数字に落としてみようという考え方です。

例えばサイト上での売上を因数分解して見ましょう。

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こんな感じですね。
もちろんこの中の項目も因数分解できます。
例えば訪問数。

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といった感じです。
具体的にどの数字が弱くて、どこを改善すべきかが明確になりますね!

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いやー。お疲れ様です。
やっとまとめに来ましたね。

これまでMECEに関する(途中脱線しかけましたが)様々なフレームワークをご紹介しました!が!!

数点注意点があります。こちらをどうぞ。

MECEを行う上での注意点
①分析視点を明確にすること
②切り口を混合させないこと
③被りより漏れに注意すること
④MECEにこだわり過ぎないこと

①については要素分解なら要素分解時系列なら時系列で最初に決めてから行いましょう。もちろん決めたからといっていい結論にたどり着くというものではありませんが同時にすると訳が分からなくなるので要注意です。

②は分析時に使う項目に混合(重複)してしまうものが無いかに注意してください。
例えば、労働者/学生/無職という項目を並べます。
これを分析すると”労働者であり学生””学生であり無職”というように、被りに被りまくってしまいますので項目の選定には要注意ですね。(複数人で考えることをお勧めします)

③に関しては様々な事例をやっていく中での感覚上で感じたことです。
意図的に被らせることは簡単で気付きやすいのですが、意図的に漏れを無くすことは難しいのでMECEを行う際は漏れに注意して行ってみてください。

④に関しては、

お前今更何言ってんのじゃ!!!


みたいになるかもしれないですが書いてる通りなんです。
MECEをしたからといって完璧になることも、儲かるということでも無いです。

ただし!!


これぐらいの考え方も知らない人が経験も知識もある大人に対してまともに意見して説得することも、口説き落とすこともできないです。
別にMECEをできなくてもいいのです。

知っているか知っていないか。


そして、

結果を出すか出さないか。


です。


ということで、

この記事を通して少しでもあなたの考え方がクリエイティブになればな〜と思います。

図解とかも著作権も何も無いのでどんどん乱用していただいて結構です。(大学のプレゼンとかコピペして使ってもらっても全然大丈夫です。)


最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた。


よしかわえいじ。

@orega_kurohyou

その1はこちら

その2はこちら

今回使った”カタカナ”集
マッキンゼー アメリカのコンサル会社。(McKinsey & Company, Inc.)
バリューチェーン 事業活動を一連の価値(Value)の連鎖(Chain)としてとらえる考え方のこと
ライフサイクル 導入期、成長期、成熟期、衰退期の4つの段階に分類し、それぞれの時期に適したマーケティング手法を分析するもの。
クリエイティブ 創造的であること

▶︎その他語彙に関しては前回、前々回のカタカナ集をご覧ください。

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