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イラスト習作:兵児帯(3)

前回までのレビュー

前回の最後の状態はこちらです。顔にある程度ペンを入れたところまでですね。

今回は浴衣に筆を入れていきます。

浴衣の塗り

ちゃんとした衣装を描くのは久しぶりで、前回いつだったか調べてみたら、驚いたことに2020年頃でした。(本当に驚きました。4年ぶり・・・。オリンピックかよ)

2020年に描いた下の2枚ですね。

これ以降、面倒くさくて、ほとんど服を着せなかったり、シースルーな服にしてごまかしたりと適当なイラストが延々と続きます。(それはそれでスゴイ?)

要するに、この時点から全く成長していないということです。とほほ。

とにかく、参考資料を見て描く

衣装のシワは未だに苦手で、とにもかくにもしっかりと観察しないと描けません。

過去絵を見て思うのが、立体感に乏しいということとキレが悪いという点でしょうか。

そこで、今回は従来のプロセスである(1)を(2)にしてみました。

(1)立体影(ブラシ)レイヤー + 細かい影(ブラシ)レイヤー 
          ↓
(2)大きな曲面(エアブラシ)レイヤー + 淡い影(ブラシ)レイヤー + 濃い影(ブラシ orペン)レイヤー

(ラフ塗り)ブラシの濃淡で影を描き分け

最初にブラシ1本で、影をラフに入れてみました。

淡い影と濃い影でレイヤーを分けるつもりなので、濃淡をつけて調子を見てみました。

あ~、この時点でもう面倒くさいですね。

・・・・・(中略)・・・・・

エアブラシ(大きな曲面)+ 淡い影ブラシ + 濃い影ブラシ

老体に鞭打って描き進めました。

全体的な立体感はまあ何となく出せたような気がするものの、綿生地のパリパリとした小気味いいシワの感じがうまく表現できていません。

う~んくやしい。

他のパーツとのバランスもありますので、今回はここまでにします。

まとめ

筆のタッチをできるだけ強く出したいと思い、ブラシも、ぼかしツールも「アンチエイリアス」をオフにしています。

そうやって、塗り面のエッジを最大限に鋭くしているのですが、描いてみると、なぜかボケボケになってしまうんですよね。(わざとぼかしている部分は別にして)

途中で、塗り全体にシャープ(強)をかけてみたりもしたのですが、結果はあまりよろしくありませんでした。もう少しツールを工夫してみたいと思います。

次回は、髪と兵児帯に筆を入れていきます。


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