MUP WEEK-16　財務スキル-PL理解

以前、少しだけ株取引を行っていたことがありますが、財務諸表の見方はちんぷんかんぷんでした。今回の講義では財務スキル、特にPL(損益計算書)について教えて頂いたので纏めたいと思います。

財務とは？？？

感覚での経営ではなくて、しっかりと数字に落とし込むことによって、損益を可視化すること。
一般的には下記の財務諸表があります。これらは決算書または決算報告書とも呼ばれます。

・B/S (賃借対照表)
・P/L (損益計算書)
・C/F (キャッシュ・フロー計算書)
・S/S (株主資本等変動計算書)

なぜ財務スキルが必要なのか？？？

上記の決算書から自社の経営状況がわかるので、経営改善のための施策を実施出来る。また、投資を行う際に投資対象の選定の指標にもなります。

P/L？B/S？

・P/Lとは
Profit and Loss Statement　損益計算書のこと。
一定期間の経営の成績表。
例えば1年間でいくら利益を出したのか？

・B/Sとは
Balance Sheet　賃借対照表のこと。
ある一時点での財政状態の指標。
期末時点での会社に存在する財産の状態を表す。
会社資金の調達と運用の状況を表す。

P/L(損益計算書)

上の図のように、収益と費用とを比べて、利益または損失を可視化したもの。但し、各項目の構成比率については、下の図のように、業界に依存するところがあります。

また、損益計算書にはいくつかの利益の種類が表示されています。

①売上総利益
粗利とも言われます。
売上総利益 = 本業の売上高 - 売上原価

②営業利益
本業の利益のこと。
営業利益 = 売上総利益 - 販売費 - 一般管理費

③経常利益
本業での利益に、本業以外で継続的に発生する利益の和。
経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用

④税引前当期純利益
当期に発生した全ての事象を加味した利益。
税引前当期純利益 = 経常利益 + 特別利益 - 特別損失

⑤当期純利益
税引前当期純利益から法人税等を支払った後に残る純粋な利益。
当期純利益 = 税引前当期純利益 - 法人税等(法人税+法人住民税+法人事業税)

ひとつひとつの要素は聞き慣れない言葉もあるので、取っ付き難い印象がありますが、落ち着いて考えれば理解出来ますね。