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あの頃の君に伝えたいこと【想い出】

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小さな頃、あの頃の私の想い出のエッセイです。
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#思い出

ダーク・ブルーの恋人

ずっと下書きのままになっていたこのエッセイ。書いたのは2年前。なんとなく終わりが寂しくて…

青木詠一
4年前
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あの頃の僕の青春の一コマ。

青木詠一
4年前
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花束の想い出。

青木詠一
4年前
40

制服と夕日が赤く染めたあの日。

これはもう、昔のことだが、今もよく覚えている。 急な私の転勤があった。ただでさえ引越しで…

青木詠一
5年前
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カンガルーの涙。

カンガルーに襲われた。 なぜかカンガルーが、私に迫って殴りかかろうとする。しかも、無表情…

青木詠一
5年前
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静かな世界を走る。

時々、無性にぼんやりとしたくなるとき、私は小学校の頃のあのことを思い出す。”あのこと”と…

青木詠一
5年前
24

あの日の幸せとありふれた午後と。

これはかなり昔の思い出のひとつだ。 演歌歌手の八代亜紀さんのヒット曲で「雨雨ふれふれ、もっとふれ~♪」と唄う歌があった。 私の父が仕事からの帰り道で、「どこにいっても”雨雨ふれふれー”って歌が町中に流れていて、挙句の果てに傘もないのに雨が降ってきて苦労した!」みたいな話を家族が揃った晩御飯のときに話していて、母も、兄も姉もみんなが笑っている。そんな何気ない家族の風景。 私は小学生だったか、子供ながらも「あぁ、楽しいなぁ、面白いなぁ、みんな笑顔だなぁ、うれしいなぁ」なんて

泣くことが言葉だった頃。

子供の頃の思い出の中で、”なんて申し訳ないことをしたのだろう”と随分と後悔した記憶がある…

青木詠一
5年前
21

あの日の雨と400円の涙。

私には仲の良かった友達が一人いた。彼とは小学校からの幼なじみで、同じクラスになることも多…

青木詠一
5年前
21

誰もいない教室と叱られた日と。

子供の頃、私はいつも、ぼんやりとしていたせいか、ひとり残されることが多かった。あれはまだ…

青木詠一
5年前
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ゆーくんと青いボール。

昔のこと、ゆーくん(当時5才の息子)が、とてもお気に入りの青いボールがあって、ある日のこ…

青木詠一
5年前
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学生ズボン紛失事件。

誰もがこれまでの人生の中で、未解決なままの不思議な出来事、というものがあると思う。あれは…

青木詠一
5年前
20

あの頃、友達だった君へ。

これはもう、随分と昔の話になる。大学に入学した頃、こんな口下手で人嫌いな私に友達なんか、…

青木詠一
5年前
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雨と少年。

雨が降ると時折、思い出すことがある。 あれは確か、私が小学2年くらいの時だったと思う。学校から一人で家に帰る途中、突然、大雨が降り出した。慌てた私は近くの家の軒下で雨宿りをした。傘がなくてとても困ってしまった。 そこは田舎道でまわりには誰もいない。雨の音だけがひどくなる一方で、私はとても心細くて、今にも泣きそうになっていた。そんなとき、私は声を掛けられた。 「お前、傘がないのか?」 振り向くと、そこには傘をさした小学6年くらいの少年が立っていた。私は”こくり”とうなず