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#19 病院広報新時代 YouTubeでリクルート?

本記事のポイント
・医療機関で有効な広報手段を知りたい方向け
・広報を患者増だけでなく人材募集でも活用

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おはようございます。今日は午前中とある会社の経営会議です。

病院にも多数会議の出席をしますが、ほとんどZoomでの参加です。Zoomが対面と比較して質問することが少なくなるかというと私の場合あまり変わらず、普通にいつも発言しています。ただ、Zoomだと会議の合間の雑談が無くなる、現場の空気感がイマイチ伝わらないといった欠点もあるため、時々対面も組み合わせていこうかなと思います。

ホームページも広告規制の対象に

さて、今日は病院広報について。病院では医療法の広告規制があり、自由に発信できないところがあります。せっかく良い商品を持っているのに他社と比較できないわけで、手足が縛られて経営をしているようなものです。

<医療法で禁止されている広告>
(i) 比較優良広告
(ii) 誇大広告
(iii) 公序良俗に反する内容の広告
(iv) 患者その他の者の主観又は伝聞に基づく、治療等の内容又は効果に関する体験談の広告
(v) 治療等の内容又は効果について、患者等を誤認させるおそれがある治療等の前又は後の 写真等の広告

ホームページも2018年6月1日から広告規制の対象になったので、どこの病院のホームページも似たり寄ったり。差別化を図ることが難しくなっています。

病院経営者自ら情報発信

そこで、病院の経営者が自らブログ、Facebookなどで情報発信する事例が増えてきています。神野理事長や古城理事長のブログは読まれている方も多いかもしれませんね。

最近はYouTubeでの配信も増えてきていますが、病院として動画配信するとなかなか登録者が増えていないようです。やはりYouTubeは個人のメディアで、その人の人柄や個性に共感を得て、チャンネル登録をする傾向があります。

YouTubeをきっかけにリクルート

先日、武蔵野総合病院の池田事務部長とYouTubeで対談させていただいたのですが、テーマは「経営が悪い病院の特徴」で、病院のリクルートのことを考えずに撮影していました。

おかげさまで再生回数が2,644回(2020.9.18現在)

それが、動画をアップしてから数日後、この動画をご覧になった方から武蔵野総合病院で働きたいとの話がきたそうです。動画の中では全くリクルートについて触れていませんでしたが、おそらく動画から池田事務部長の人柄とか経営に対する考え方が伝わったのだと思います。

広報主体が組織から個人へ

ブログもそうですが、YouTubeも広報は組織から個人へと主体が移ってきているように思います。広告規制の問題もありますが、個人として自由に発信することが結果的に差別化につながり患者増、職員増に繋がるのかもしれません。

9月19日21時から広報のスペシャリスト 山田隆司さんとStand.fmでラジオLIVEをする予定です。もしよろかったらぜひ。




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