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基本土地へのこだわり

ツイッター質問箱でこのような質問をいただいた。

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店主さんの、基本土地へのこだわりについて教えてください。
ヴィンテージ、EDH、レガシーを主に嗜んでおられるとのことですが、
全部グルランドのような高額カードにしているのでしょうか。
あるいは、レガシーだけはブラフ込みで氷雪土地にしておられるのでしょうか。

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順番に1つ1つお答えを。

●ヴィンテージ
よく使う茶単(MUD)では基本土地を使わない。
それ以外で構築する際はおおむねβ版。

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理由は
MTGの原点であり最高峰はヴィンテージで、
その際に使う基本土地も原点であるβ版にしたいから。
α版が本来は原点とも言えるけれども、
現在のカードのカットと同じものに統一したいのでβ版。
ただ、青単でも作るなら話は別だが、
3色くらい当たり前の世界では基本土地の採用枚数は少ない。
実はそんなにβ版の基本土地を必要とする事はなかったりする。

●レガシー
ほぼヴィンテージと同様。
使えるカードプールがほぼ一緒なので、
こちらもだいたいβ版。
氷雪デッキはIce Age版の氷雪土地。

●オールドスクール1

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青茶単のデッキがメイン。
これもカードプールの事からβ版。

●オールドスクール2
赤緑のデッキで、
パワー9無しでも戦えるデッキを目指して構築。
現状デッキ内容そのものが、
「第四版、クロニクル、Revised限定構築」
になっている。
この3つのセット以外のカードを一切使っておらず、
全基本土地は第四版日本語黒枠。

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●EDH:《三日月の神/Kami of the Crescent Moon》

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ユーロランドの《島/Island》で綺麗に揃えてある。

ちょっと前までは全部Unlmited版の《島》にしていた。

●EDH:《野生の心、セルヴァラ/Selvala, Heart of the Wilds》

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こちらのデッキはβ版で。
《森/Forest》20枚以上全部β版。

こちらもちょっと前までは全部Unlimited版の《森/Forest》にしていた。

●アルファ40

基本ある

当然の事ながらアルファ版で。
といっても40枚のデッキなので、
必要枚数もそれほど多くない。
いつかは基本土地0枚にする日が来る・・・はず。

グルランドは結構鑑定してしまったので、
デッキに入れる分を欲するのなら追加で買う必要があるという状態。
そしてそんな余裕があったら、
ついパワー9の1枚も追加で買いたいと思ってしまうダメ脳。
理想的には、

アルファ40→もちろんアルファで揃えて最高のデッキを。

ヴィンテージ→一通り何でも組める。

オールドスクール→ヴィンテージと別にパワー9を。

これだと何周分のパワー9が必要になるやら。
特にアルファ40がハードル高すぎてどうにもならない。
最終形だと、おそらく基本土地は1枚も入らないので、
基本土地にいくらこだわりがあっても全く意味がなくなる。
アルファ40の理想形まで行くと、
土地は《Tundra》1~2枚採用して終わり。
白マナと青マナは
《セラの天使/Serra Angel》
《Timetwister》
《Ancestral Recall》
《Time Walk》
のためだけに必要になる。
いつかこんなデッキを組めるようになりたい。

ちなみに、
過去に使っていた基本土地では、

・ミラージュ
・第四版日本語黒枠
・Revised

あたりを使っていた。
第四版とRevisedはβ版とイラストが一緒。

いつの間にかβ版の土地がメインになったけれども、
Revisedにも良さがある。
あの淡い印刷の感じ、あれはあれで良い。
タップマークがまだ作られておらず、
Tと書いてあるのも味がある。

ミラージュは絵が良い。

特にこの沼と島。

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とても雰囲気が独特で好き。
あと、自分だけではないと思うのだが、

「T:あなたのマナプールに●を加える。」

という文章があるほうがなんとなく安心する。
今の土地のように、マナシンボルだけはなんだか味気ない。
イメージの問題なのだけれども、
「T:あなたのマナプールに●を加える。」という文章は、
魔法使いのロールプレイングをする事を考えるに、
「土地から魔力を出して、魔法を唱えるぞ。」
というイメージを彷彿とさせる。
マナシンボルだけだとそのイメージが足りない。
だから「マナプールに加える」の一文がある土地がいい!
と思うのは自分だけだろうか。
・タップマーク
・マナシンボル
・マナプールに加える。
この3つはMTGにおいて大切な要素だと勝手に思っている。
例外としてはα版β版やUnlimited版。
この頃にタップマークは無いけれども、
文章の中にはマナプールに加えるとしっかり書いてある。
使う土地は基本的にはこれが書いてあるものを選びがち。

それにしてもMTGの基本土地とは不思議な魅力がある。
極論だけ言ってしまえば、
「別にどの基本土地でも効果同じなんだから、
 何使っても変わらない。」

なのだけれども、
MTGプレイヤーは基本土地にそれなりにこだわる人は多い。
そして基本土地の値段もかなりピンキリが激しい。
安いものは10円以下。
高いものは1万円を超えるものまである。
こだわる人は1デッキの基本土地の合計価格が10万円を超える事もある。
そして、
対戦する際に対戦相手のこだわりを見るのも楽しい。
「おっ!APACランド使ってる!」
「ウルザズ・サーガの島で統一されてる!」
「アンヒンジドランドで統一されてる!」
人それぞれのこういったコレクションもMTGの魅力。

あと、デッキであまり使わない事が多いとはいえ、
そこそこにコレクションしてあるのは、
《平地/Plains》のひまわりの絵
《山/Mountain》の富士山の絵
《島/Island》のヴェネツィアの絵

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あたり。

今の基本土地のスタイルでもう変わらない気もするけれども、
何年かしたらもっと極端になっているかもしれない。
大きく変わった時にもう一度同じお題で書いてみてもいいかも。

ではまた。




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