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フジケン流:宗教勧誘撃退法。

先日、バラムツを食べさせてくれたフジケン。
彼はとても面白い男だ。
バラムツについては以下へ。

そんな彼のおもしろエピソードを今回は紹介だ。


フジケン

フジケンは身長180センチ超え、
体重も100キロはあるが、
筋肉の塊のような体脂肪率で、
スペシャル健康体だ。
話すと知的で面白い人なのだが、
見た目だけなら間違いなく恐い。
新宿歌舞伎町をスーツで歩いていたら、
高確率で反社会的勢力の方に間違われるくらい。
龍が如くの登場人物達とガチバトルして勝てそう。

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そして、かなりの多趣味で、
その多くはアウトドア方面という、
不健康の塊のようなCardshop Serraのオーナーとはえらい違いだ。


宗教の勧誘

このフジケン、ある日宗教の勧誘にあった。
一応宗教団体名は伏せておくが、比較的有名どころだ。
名前を聞いたら結構な数の人が、
「ああ、知ってる。」
と答えるようなところ。

宗教など一切信じないフジケンは、
この勧誘に対し、とてもとても腹が立った。
そこで、突然彼は言った。

フジケン「今から君を殴る。」

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勧誘員「え?」
フジケン「だから、今から君を殴る。全力で。」
勧誘員「え?一体何を?」
フジケン「聞こえなかった?全力で君を殴るって言ったの。」
勧誘員「え?え?」
フジケン「俺の全力だと君はもしかしたら死ぬ。」
(一切誇張抜きでフジケンパンチなら人が死ぬ可能性がある。)
勧誘員「いや、ちょっといきなり何を・・・。」
フジケン「君は信じている神様に祈ってくれ。
 俺も君を殴りたいわけじゃないし、
 捕まるのも嫌だ。
 けれどもね、その神様は救ってくれるんだろ?
 君の事も俺の事も救ってくれるように祈ってくれ。」
勧誘員「あ、いえ、それは・・・。」
フジケン「不安なのはわかる。俺も不安だ。
 果たして神様が救ってくれるのかどうか。
 だから祈ってくれ。
 俺も君も無事であるように。
 で、俺、全力で君を殴るから。
勧誘員「ちょ、ちょっと待って下さい。」
フジケン「いや、待たない。
 だって神様が守ってくれるんだろ?
 いつも祈り捧げているんだろ?
 ならあとは救ってもらうの待つだけだろ?
 で、俺みたいな人も救ってくれるから勧誘したんだろ?
 だから君は祈ってくれ。
 俺も君も救われるように祈ってくれ。
 俺も捕まりたくないからさ!」

すごい理屈だ。
フジケン、自分の事を「俺みたいな人」と卑下している。
フジケン、君「救われない側」だと半分理解してない?
店主はそれ聞いて大笑いしているだけだが、
勧誘員はシャレにならない恐怖を受けていた事だろう。
でも、理にはかなっている。
理にはかなっているが、
勧誘員もこんな事を言われるとは思っていまい。

結局勧誘員は殴られる前に引き下がった。
「《信仰の守り/Shielded by Faith》を得られない信仰心」
だったのかもしれない。

もしかしたらそれは《信仰の試練/Test of Faith》だったかもしれないのに。
神様が与え給うた試練だった可能性もあったかもしれないのに。

ここで、
「わかった!殴れ!」
と言えたら、
《真実の信仰者/True Believer》だったのに。

たしかどこかのお偉いさんは、
左の頬をぶたれたら右の頬も差し出すんだったよな。

そのくらいの気持ちで行けば、
もしかしたら《ひたむきな殉教者/Dedicated Martyr》になれるだろう。
殉教しちゃうとフジケン捕まっちゃうんだけど。

続けざまにMTGのカード名4つくらい出したけど、
別に何の意味もないうえに、
ここから先もカードの知識も何もいらない文しか出てこない。
こんな感じで宗教勧誘員一号を撃退。
さ、次のお話。


恵まれない子へ寄付したい気持ちでいっぱい!

前述のような形で宗教勧誘員を撃退したフジケン、
その日の事とは別、
団体名も別のある日の事、

子供連れの勧誘員らしき人から、
「寄付を。」
と迫られた。
寄付は1口千円だと言っていた。
「恵まれない子供に是非寄付を。」
と、
子供連れでやってくる常套手段というやつだ。

子供連れだと相手が警戒心を解いてくれやすいのと、
同情心を買いやすいという中々に人の心を利用した手段だ。

店主もこのテの偽善めいた手段は好きではない。
もちろん我らのフジケン、
こんな時でも情にほだされる事など無く、
冷静にご対処される。

この時の対処は一撃必殺のフジケンパンチではなかった。

寄付を求められたフジケン、
思い出したかのように、
「ちょっと待ってて。」
と言って自分の部屋へ。

戻ってきた時には、
いっぱいのヤングマガジンを手にかかえていた。

本抱え

フジケン「これ、どうぞ。」
勧誘員「え?」
フジケン「これ、2年分のヤングマガジンです。どうぞ。」
勧誘員「いえ、うちは恵まれない子への寄付を・・・。」
フジケン「いや、その気持ちよくわかります!
 世の中には恵まれない子がたくさんいると思います!
 で、そんな恵まれない子は、
 こんなに面白い漫画も読めないんですよ。
 だから、
 俺、このヤンマガ寄付します!」
勧誘員「あ、いえ、そういう事ではなくて・・・。」
フジケン「俺も寄付したい気持ちあるんです!
 でも俺、お金無いから!
 それでも恵まれない子のためにも、
 このヤンマガ寄付するんですよ!
 ヤンマガ面白いですよ!」

お前はヤンマガを布教しているのか
寄付を断りたいのかどっちだよ?

と言いたくなる勢いだ。
まったく、どっちが勧誘員だかわかりゃしねえ。

勧誘員「いえ、私達は寄付を・・・。」
フジケン「今、言ったでしょ?
 俺、お金無いんですよ。
 でも恵まれない子へ寄付したい気持ちでいっぱいなんです!
 で、自分に何が出来るかなと思ったら、
 ヤンマガだと思ったんですよ!

 持って行って下さい、このヤンマガ。
 恵まれない子は普通読めないですから!」

ひたすらにヤンマガを推し続けるフジケン。
言っている事はたしかにそのとおりだ。
恵まれない子はヤンマガ普通読めない。
うん、言っている事は間違っていない気がする。
だが、フジケンよ、
「自分に何が出来るかなと思ったら、
 ヤンマガだと思った。」

が名言過ぎる。
普通そんな言葉思いつかない。
思いついて発言したとしても実行しない。
勧誘員も予想の斜め上の反応が来て驚いている。

勧誘員「え、でもこれ持って行くの大変・・・。」
フジケン「恵まれない子のためですよ!
 持っていってください!」

冒頭に書いているが、
フジケンは身長180センチ、
体重100キロのキン肉マン

GO FIGHT!
しようものなら、
大半の人類には勝てそうだ。
なにせフジケン、これだけではなくて、
格闘技もそこそこにやっている。
「店主10人 VS フジケン1人」
であろうと、
オッズは店主10倍:フジケン1.1倍くらいだろう。
余裕の10秒。
もちろん10秒で店主10人が死ぬほう。

そんな彼に凄みをきかされ、
ヤンマガを受け取ってくれ!
と言われて、勧誘員は断れるだろうか。

断れるわけがない。

《即時却下/Summary Dismissal》なんていう事をしようものなら、
フジケンパンチの可能性がある。

あ、カード名出てきたけど何にも関係無いから。
ほら、カード名出さないと仕事サボってるみたいだから出しただけ。
こんな事書いた時点で身も蓋もないけど。

その後、
勧誘員「え、でも・・・これ重いし・・・。」
フジケン「恵まれない子のためにも読ませてやってください!」
と言われ、
結局、目的の寄付はもらえず、
2年分のヤンマガを持ちながら、
フジケン邸を後にした勧誘員だった。

その後、ヤンマガがどうなったのかは知らないが、
間違いなくフジケン邸に二度とこういう勧誘は来なくなっただろう。
ヤンマガが恵まれない子の手に渡った事を祈ろう。
たぶん渡ってないと思う。

最後に

店主は店主で、
宗教の勧誘員を撃退した事はあったが、
こういう方法は思いつかなかった。

フジケン、なんて面白いヤツなんだ。

ちなみに、宗教の勧誘員相手に試してみたいのは、
「私はフライングスパゲッティモンスター教です。」
の一言。

知らない人は
「フライングスパゲッティモンスター教」

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でググるとわかる。
世界で一番機知に富んだ宗教である。

ああ、それと、
ここに恵まれないカードショップの店主がいますんで、
いつでも寄付お待ちしておりますよ。
ヤンマガとフジケンパンチはノーサンキュー。

ではまた。




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