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ナイトメア'99のデッキ


今回はナイトメア’99のデッキを頭の中だけで組んでみた。
たぶんこんなデッキが最強クラスなんじゃないかと。
現状で店主の資産で組めないけれども。

ナイトメア'99って何?という人は下記から。

あくまでデッキは思考実験的な構成なので、
これが最強!と言えるかどうかは別。
だいたいこんなデッキを作って来るだろうという想像。

-クリーチャー0枚-

-インスタント8枚-
4《Ancestral Recall》
4《意志の力/Force of Will》

-ソーサリー18枚-
4《Contract From Below》
4《Time Walk》
3《Timetwister》
3《修繕/Tinker》
3《Demonic Tutor》
1《ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch》

-アーティファクト28枚-
4《Black Lotus》
4《Mox Sapphire》
4《Mox Jet》
4《Mox Ruby》
4《Time Vault》
4《通電式キー/Voltaic Key》
3《宝石の鳥/Jeweled Bird》
1《防御の光網/Defense Grid》

-土地6枚-
2《Underground Sea》
4《トレイリアのアカデミー/Tolarian Academy》

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まず、馴染みが無いカードはこの2種。

一枚用feiku

《Contract from Below》
コスト:黒
ソーサリー
アンティを賭けてプレイしない場合、
プレイを開始する前にContract from Belowをあなたのデッキから取り除く。
あなたの手札を捨て、
あなたのライブラリーの一番上のカードをアンティにする。その後カードを7枚引く。
レア

アンティが増えるが1マナで手札が7枚になる驚異的威力のカード。
「アンティが増えても勝てばいいんだよ、勝てば。」

というカード。
PC版MTGで使った事があるので知っているが、
2~3発撃てばまず負けない。
だいたいにおいて《Ancestral Recall》より強いので、
当然の事ながら4枚採用。

次のカードのほうが普通の人にはサッパリなカードのはずだ。

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《Jeweled Bird/宝石の鳥》
コスト:1
アーティファクト
アンティを賭けてプレイしない場合、
プレイを開始する前に宝石の鳥をあなたのデッキから取り除く。
(T):宝石の鳥をアンティにする。そうした場合、
そのアンティにあるあなたがオーナーである他のすべてのカードをあなたの墓地に置く。
その後カードを1枚引く。

アンティのカードを《宝石の鳥》と交換して1ドロー。
なんでこれ採用するの?
と思う人がいても無理はない。
すでにヒントは出ているのだけれども、
このカードの使い道なんて普通は思いつかない。
というより、このカードを覚えていないor知らない人のほうが多い。
アンティカードなんて覚えているほうが珍しい。
このカードには役目が色々とある。

・《Contract from Below》でアンティになったカードをデッキに戻す。

・《トレイリアのアカデミー》のマナが増える1マナアーティファクト。

・1マナで1ドローなので無駄の無い能力。

・アンティに勝ち手段があってもデッキに戻せる。

こんな感じだ。
重要な点は《Contract from Below》との組み合わせ。
《Contract from Below》を連打してアンティが増えようと、
《宝石の鳥》で全部元に戻せる。
《宝石の鳥》の効果でアンティは全て墓地に置かれるが、
そんなものは《Timetwister》一発でライブラリーに戻る。
アンティに《宝石の鳥》があって、
2枚目の《宝石の鳥》があったとしても、
《トレイリアのアカデミー》のマナが増える1マナのアーティファクトで、
しかも1ドローがついている。
起動もタップだけ。
デッキの邪魔になる事は一切無い。
インチキレベルの強さがある。
《Contract from Below》のような強大な爆発力はないが、
安定したカードパワーに加え、
《Contract from Below》やアンティのデメリットを消し飛ばすという、
大きなな役割を持つ謎の鳥さんだ。
このカードさえあればデッキに勝ち手段1枚でも構わない。
《宝石の鳥》を複数デッキに入れてあると、
《宝石の鳥》を起動するたびにアンティは《宝石の鳥》1枚だけになる。
これも強みの1つ。

このデッキでは、《ケアヴェクの火吹き/Kaervek's Torch》1枚が勝ち手段。
これまた昔からMTGをしていないと「なにそれ?」と言われそうなので、
これも効果を。

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《Kaervek's Torch/ケアヴェクの火吹き》
コスト:X赤
ソーサリー
ケアヴェクの火吹きがスタックに積まれているかぎり、
それを対象とする呪文はそれを唱えるためのコストが(2)多くなる。
クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。
ケアヴェクの火吹きはそれにX点のダメージを与える。
コモン

ミラージュにあるコモンのX火力。
この呪文を対象とする際にコスト2を要求するので、
先手1ターン目に相手にとどめを刺す際に、
もし対戦相手が《意志の力》を構えていたとしても、
この火力の前には撃つ事が出来ない。
もっとも、
デッキのメイン部分は、

《Time Vault》+《通電式キー》

の無限ターンでおしまいなので、
別に勝ち手段なんてなんでも良いのだが。
X火力20点を《意志の力》でカウンターされても、
無限ターン+《Timetwister》でやり直せる。
あと、1枚だけ入れてある《防御の光網》があれば、
相手のカウンターは怖くない。

無限ターンである以上、
殴り倒せる事はほぼ間違いないので、
《フェアリーの大群/Cloud of Faeries》1枚のほうが良いかもしれない。
このカードならば《トレイリアのアカデミー》のアンタップも可能だし、
必要に応じてサイクリングも視野に入る。
でも間違って《意志の力》で追放すると勝ち手段がゼロになるので注意。
《宝石の鳥》はアンティのカードなら戻せるけれども、
追放領域のカードは戻せない。

パワー9をこんなに揃える事が出来る人はまずいないので、
そんな簡単にこんなデッキを組める人はいないものの、
こういうタイプのデッキを組んでくる人がナイトメア'99では多そうだ。
仮にこれと同じものが組めなくても、
なにせウルザ・ブロックまで使える。
《精神力/Mind Over Matter》
《天才のひらめき/Stroke of Genius》
《意外な授かり物/Windfall》
《時のらせん/Time Spiral》
《厳かなモノリス/Grim Monolith》
《記憶の壺/Memory Jar》
《モックス・ダイアモンド/Mox Diamond》
《魔力の櫃/Mana Vault》
など、いくつもの強力なカード達があり、
やろうと思えばある程度の強さで組めるようになっている。
土地を《トレイリアのアカデミー》のみに絞り、
青単MOMAさえも簡単に構築可能だ。
こんなデッキばかり横行するのであれば、
ナイトメア'99のルールに書いてあるとおり、
先手後手を決めるダイスロールだけで勝負は決まりかねない。
それでもこのルールは禁止や制限を設けるつもりのないルールなのだろう。

で、大会やるの?と言われても誰も日本では開催しなそうだけれども。

ではまた。



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