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#6 ニューデリー。モディ君からの電話

こんにちは、ツーさんことカスガイツトムです。会社員を長く務めています。ゆで卵が大好物です。

娘とインド再訪問、なる試みも最終日が近づいて参りました。この一週間、どの街に行っても、カレーを食べて、チャーイを飲むのがルーティーン。バラナシでは期せずして酒と肉断ちの48時間(本当はちょっとズルしたけど内緒)となりましたが、「パパ、わたし実は、、、」と、身も凍るような告白をされることも特になく、「パパさ、思い切って起業しようと思ってるんだ、、、(な訳ない)」とか、折り入った会話があったわけではありません。

オナラがとまらない。

が、二人きりで寝食を共にすると、ついつい、ゴミ(かんだ後のティッシュとか)の捨て方や、身の回りの片付け(脱いだ靴下や服の畳み方とか)について苦言を呈してしまい、ウザがられました。(洗面台で洗濯するのを見て軽い衝撃を受けましたが、娘よ、Tバックのパンティを履くのは、できればやめておくれ)。

たしかに細かいかもなあとは思いますが、ツーさんには我慢がならんのです。娘からは「あのさ、そのオナラ、なんとかならないの!」と、インド入国以来、なぜか出まくる屁をネタに反撃されることもしばしばでしたが、人の生理現象を批判してはいけません。しかしほんと、よく出るんですよ。

ほんとに使い込まれてます、インドの紙幣。市バスは5〜10ルピー。女性は無料です

バラナシに別れを告げ、空路(IndigoなるLCC)ニューデリーへ。搭乗手続きが終わりかけた頃、わたくしのWhatsAppアプリが鳴りました。発信元は、3日前にニューデリーで知り合ったモディ君(仮名)。
「お、もしもーし」。

モディ君登場。

ちょっと見、タレント・満島真之介似のモディ君は、仕事で日本在住経験があり、日本語がなかなか。わたくしたちが「アグラー→ニューデリー→バラナシ」への強行移動中、ニューデリー駅前での市バス乗り換えで大ピンチを迎えていたとき、「どうしましたか?」とどこからか現れ、救ってくれた恩人です(拙稿#4では紙幅の関係で書ききれませんでした) 。

ニューデリーに戻る日程を伝えていたので、タイミングを見て連絡してくれたのでしょう。インド人警戒中の旅の途上ですので、(失礼ながら)まだ心を許した訳ではございませんが、ナイスガイではあります。インド最終日となる明日の昼、再会の約束をして電話を切りました。

カネ持ちのインド人が多くて、 Tシャツ短パンのわたくしたち親子は浮きまくりました

ニューデリーはやはり都会です。空港からメトロと市バスをスムーズに乗り継いで、ホテルに着きました。トゥクトゥクを回避できて良かったあ。最終宿泊先は、奮発して四つ星ホテルにしました。が、親の心子知らず。娘はその外観の偉容を見あげながら、「なんかこういうの求めてないんだよね〜」。娘よ、バックパック、ネイチャー志向なのは分かるが、それを言っちゃあおしまいではないかい。

深夜のルームサービス

そんな娘の意向で、ツーさん的には楽しみにしていたホテルでのディナー計画も流れ、街中の南インド料理店、大っぴらに酒が飲めるBARとハシゴして最終日前夜は暮れました。飲酒できたのは嬉しかったですね〜、インドでは当然のように食事と飲酒を切り分けているのがだいぶ理解できてきました。

お酒はNGだったけど、抜群に美味しかった南インド料理店のサラダ(名称分からず)
高いけど食べてみたかったルームサービス

深夜、それでもホテルでの食事を諦め切れないツーさんは、ルームサービスに挑戦しました。「もう寝るから、電気消して!」と娘に叱られ、ほぼ真っ暗な中でのフロントへの電話。「ハロー、アイウォント、フライドライス、アンド、ビアー」。またも英語力不足で、ボーイさんを一往復させてしまうことになりましたが、なんとかビールと海老のフライドライスにありつけました。

ここで素直な感想。やっぱりインドはカレーかな。

#6 了

データ:
・THE LALIT Hotel
https://www.thelalit.com/the-lalit-delhi/
・JUGGERNAU(南インド料理)
https://www.juggernaut.online/
・THE ARTHOUSE(バー)
https://www.zomato.com/ncr/the-art-house-restaurant-connaught-place-new-delhi



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