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号哭憫察の謀叛

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ごうこくびんさつのむほん。全9話。僕がとある恋愛番組をやってきた事について、舞台で思った事、感じた事、そして裏側で見たものについて小説形式に書き記しました。
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現と理、実る想い

恋愛ってなんだろうって思う。恋愛工学やナンパ界隈は『即の打率』や『抱えている案件』が男の愛の形であるということを示したが、仕事で毎日セックスをしていて、プライベートの相手も性欲求に困るほどではないくらいにはいて、女には一切の金を出さず、むしろ出してもらっている生活をしてきていた僕に果たして愛はあるのだろうか。あるとしたら、いつ、どこで、どのような形で、存在しているのだろうか? 見るからに何ら女には不自由のない生活を送っている僕は、恋愛という言葉に対して飢えを感じるのである。

晴天の虚無、悲壮に霹靂

https://note.com/eigyou_aka/n/na81a9e39ba74 前回はこちら↑ 「私のリアルは、現役のAV女優です」 最終日最後のアプローチタイムであるクルージング中放たれたその一言の傷が、僕の耳に届いた時、目に見える視界が瞬間、暗転、モノクロにへと変わった。色のついた世界は時間経過とともにゆっくりと取り戻されていったが、青空の下で僕は雷に打たれたかのような瞬間の衝撃と、もぬけの殻となった焦燥感によりこの現実を僕の脳で整理できるのか、不安だった。

号哭憫察の謀叛、閑散と散る

https://note.com/eigyou_aka/n/n0820504a13b7 前作はこちらから↑ 僕は恋愛番組が嫌いだ。 恋愛が嫌いなのではない。恋愛が嫌いだとすると、僕が今まで関わってきた異性関係や趣味趣向に矛盾を生じることとなる。2chにあるような『電車男』のような惚気自分語りスレをリアルタイムで観てた人種だし、ギャルゲーやエロゲもたくさんして来て、観てきた。友人の恋は応援するし、街中でいちゃつく美男美女カップルは純粋に畜生裏山椎名!とも思う。 だが、恋愛

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号哭憫察の謀叛、散財に散る

https://note.com/eigyou_aka/n/n8a2218de3fd6 ↑前回はこちらから

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