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「間違い」から始まる英語ペラペラへの道

第二言語習得論が
私たち学習者大きく役立つようになったのは、
「間違い」に注目するようになってからでした。

それまでは、
母語との違いに着目し、
違う部分をパターンプラクティスで練習すれば
話せるようになると信じられていました。


ですが、
それだけでは話せるようにはならなかった・・・。
机上の空論だったわけです。


自分が言いたいことを言おうとすると、
言葉に詰まる。
単語がでてこない。
暗記した決まり文句は言えても、
本当に言いたいことがいえない・・・。


理由の一つは、
インプットしたものの
ごく一部しか
アウトプットにつながらないからです。


意外に思われるかもしれませんが、
日本人は
インプットの絶対量が
全然足りていません!!

精読では「量」が稼げないからです。

精読と同時に、
多読も必要だということが
知られていないからだと思います。


さらに
インプットは、
おおざっぱな理解でも可能です。

単語や背景知識があれば、
なんとなく意味が分かってしまうのがインプット。

ところが、
アウトプットで正確に意図を伝えるには、
細部まで注意が必要です。

I kicked the ball. と
The ball kicked me.
では全く意味が違いますよね!?


そのため、
あいまいな文法理解のままだと、
不自然な形として発出されてしまい、
通じない、
あるいは、
誤解を与える
という結果になってしまいます。


でも
この ”間違えこそ宝” だともいえます。

「間違えた!」という経験の後に
インプットを行うと、
間違えた事項に意識がある分、
より「気づき」が
起こりやすくなるからです。


そこを意識しつつ、
さらにインプットを行いましょう。

すると自分の中で
法則性が見つかっていきます。
そう!
自分で文法を発見する意識です。

そのうえで、
脳と耳と口をつなぐトレーニングを行い、
また、
実際にそれを使って通じるかを試す
アウトプット活動を行いましょう。


このように
インプット⇔アウトプットの
サイクルを回し、

つど修正をかけていくことで、

少しずつ文法が体感覚となり、
無意識に使えるようになっていきます。

つまり、自動化がすすむということです。


ー今日のまとめー

話す=アウトプットとは、
インプットと違い、
細部まで注意が必要な作業。

そのアウトプットで
通じる英語が
正しい文法で話せるようになるには、

自分が犯しがちな間違いに気づくことが
第一歩。

「間違い」に着目しつつ
インプットを重ねていくことで、
インプット時に
より多くの「気づき」がもたらされるようになります。

「気づき」が行われたことは
より多く
自分の体内に取り入れられます(インテイク)。

つまり、
間違いがインプットの精度を高め、
修正ポイントを教えてくれるのです。

間違いから得られた気づきを大事に
脳と耳と口をつなぐトレーニングを日々行っていきましょう。

その先に
英語ペラペラの未来が待っています♪