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【株式投資】オンライン教育業界分析【すららネット】3998

今回紹介するすららネットは学校や塾向けに学習障害がある子どもにも対応するオンラインの個別学習教材を提供している企業です。

時価総額は351億円で東証マザーズに上場しています。

株価は2021年1月5日の終値では5460円でPERは107倍、PBRは30倍近くと近年高騰しています。

株価は2020年の3月13日に682円だったものが、

10月には9350円をつけて約15倍になりました。

今は落ち着いていますが、安値時と比べて8倍ほどとなっています。

株価がこれだけ上昇した理由は業績です。

2019年の通期の売上高が1141百万円、営業益が64百万円、最終益が43百万だったのに対し、

2020年は売上高がプラス42.4%、営業益が7.3倍、最終益が7.6倍という超絶決算を出したのです。

四半期ごとの決算も常に20%以上のプラスとなっており、成長性を期待されて高騰しています。

すらら教材の特徴は、小学生から高校生までの5教科(国語・数学・英語・理科・社会)でAI技術を活用したコンピュータ学習です。

理解を助けるレクチャー機能でスモールステップによるゼロベース理解や、

理解を定着させるドリル機能で、難易度のコントロールやつまずき診断機能が備わっています。

そのため、不登校の生徒、発達障害・学習障害の生徒など幅広い一人ひとりにあった学習機会を提供できます。

また、海外での取り組みについては、スリランカやインドネシアといった発展途上国に算数eラーニングシステムを提供しています。

マーケット別に見てみると、

(1)塾マーケットでは、IT補助金2020の導入支援事業者として認定され、オンライン学習需要拡大で活用が拡大しています。

(2)学校マーケットでは、臨時休校への支援として、369校、約15万IDを発行し、GIGAスクール構想、EdTech補助金に伴う自治体からの引合いが増加しています。

(3)B to Cマーケットでは、在宅学習の需要拡大で新規申し込みが大幅に増加しています。

(4)海外マーケットでは、スリランカやインドネシアでの休校の影響や、エジプトでのJICAプロジェクトは休止状態になっています。

以上を総合して、すららネットの投資判断はどうすべきでしょうか?

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