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イギリス留学授業実況編【語用論】

「英語には敬語がない」と言い、「年上でもフラットな人間関係を作れる」というイメージが広がっているように思います。

しかし、本当にそうでしょうか?

アメリカでは、そのようなフラットな風土があるとは思いますが、イギリスでもそうでしょうか?その疑問に対する記事です。

日本では礼儀正しさがとても重要視されている文化と言えます。その証拠に敬語がとても複雑に発達しています。

その理由の一つとして、上下関係を大事にしていることがあげられます。日本人同士のコミュニケーションで、まず最初に年齢を気にしますよね。

それは、年齢による上下関係によって、どのような言葉遣いをしたらよいか決めたいという、無意識な行動なのでしょう。

イギリスでは上下関係についてはどうでしょうか?

実はイギリスもバリバリの階級社会です。

選挙されない女王が国のトップに君臨しています。さらに言葉遣いによって、どの階級にいるのか分かるという社会です。(近年は変化してきましたが)

そのイギリスでは、もちろん言葉遣いや礼儀正しさは、社会で生活する上でとても重要です。

それを解明する学問の一つが「語用論」です。それによると・・・

「人には面目(face)があり、世間の評判を保とうとする」という前提があります。

しかし、社会で生活する中で、面目が潰れてしまう可能性は常にあります。

例えば、若者が年寄りに向かって、タメ口をする場合がそれです。

これを「面目を脅かす言動」(face thretening act)と言い、このような場合に、どうすれば面目を保つことができるのかを突き詰めた学問です。

他にも、頼み事をした時に断られるのも「面目」が潰れてしまうおそれがあります。それを避けるために「面目を保つ言動」(face saving act)も具体例をあげて説明されています。

とても興味深い学問内容ですね。

では実際にどのようにすればよいかというと・・・

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