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【株式投資】オンライン教育業界銘柄分析【日本サード・パーティ】

今回紹介する銘柄は「日本サード・パーティ」、証券コード2488です。

この企業は、海外ICT企業の日本市場参入を支援しています。

海外ICTハイテク企業が、新規システム等で日本市場に参入する際に、技術面から全面的に支援するパートナー企業として専門的な技術サービスを提供しています。

海外のICTハイテク企業がネットワークも含めた新規システム等で、顧客が日本国内で事業成長できるよう全面的に支援する体制を整えています。

2021年2月8日の終値は795円で、配当利回りは2.64%、PBRは1.86倍です。

チャートを見てみると、コロナショック前は1300円だったのが、

コロナショックで607円まで下落しましたが、5月には1199円まで回復します。

しかし、その後は下落トレンドが継続しており、今年の1月には747円まで下がっています。

業績を見てみましょう。

売上高は前年比プラス3%、営業益はマイナス7.9%、一株益はマイナス23.2%と業績が急激に悪化しています。

コロナの影響により、海外との取引が困難なことが要因でしょう。

成長性を見てみると、売上高は順調に伸ばしているものの、利益が大幅に減っているのは、コロナによってコストがかさんでいるためでしょう。

収益性はROEが10.91、ROAが6.87と高いです。コロナが収束した時に大幅な上昇が期待されます。

この企業は2021年4月1日からJTPと商号変更される予定です。グローバルに通用することを目的としているそうです。

海外顧客の要求に対応するため、(1)ICTソリューション事業、(2)教育ソリューション事業、(3)西日本ソリューション事業、(4)ライフサイエンスサービス事業、(5)デジタルイノベーション事業の5セグメントに分けてサービスを提供しています。

(1)この中でICTソリューションが最も高い売上構成比率で53%を占めています。しかし、プロジェクト案件の停滞や減少が目立っています。

(2)教育ソリューションは教室の運営負担があり、厳しかったですが、試験配信システムや、官公庁むけDXコンサル業務などのスポット案件が増加しているようです。

(3)西日本ソリューションでは、継続的な運用案件を受注し、増収増益で好調です。九州や東海地方を中心に新たな顧客の獲得に積極的です。

(4)ライフサイエンスは、病院等への訪問ができなくなり、エンジニアの稼働率が大幅に下がり減益でした。

(5)デジタルイノベーションでは、新サービスの開発に注力するものの、セグメント損失が拡大しています。

日本サード・パーティの株は買いでしょうか?

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