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これ、何に使うん?

某元総理大臣の発言が先日話題になってたけど。

うちでも生徒に「塾でなんかごちゃごちゃ難しいことやらされるけど、あんなん一体何の役に立つん?」みたいに時々愚痴られるんよね。

そういう時は「じゃあ、どうせ覚えちゃったんなら意地でも何か役に立たせたいね。どんなことだったらそれを活かせるかな…?」と返すと、子どもは結構真剣に考え始めて、子どもなりに色々アイデアを出します。

つまるところ、そのことを知ってる人は将来「それの知識、能力を使う」という選択肢があるし、知らない人にはその選択肢がそもそもない、ということだと思うんです。

人類って何がすごいかって、知識を積み重ねてどんどん次世代に授けていけるんですよね。もし、それがなかったら…天才が一生をかけて「地動説」を発見してもそこでお終い。また次の天才が現れても、そいつは事前知識もらってないから一生をかけて同じ「地動説」を発見して終わる。いつまでも人類は進歩しません。ところが実際は、何百、何千年前に誰かたったの1人が発見した知識を元に、私たちは次のことを考えられる。これってすごくない?

「これ、何に使うんですか?」じゃなくて「これ、何に使おうかな」。そんな思考回路を育てていきたいなー、と思います。


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