ドラえもんにみる同調圧力

先日長男とデートでドラえもんの宇宙戦争を観に行った。
これは昔の映画のリメイクなのか、見覚えがあった。
リメイク前の物を見た時はまだ確か子どもはおらず、結婚前もしていなかったはずだ。
ストーリーとしてはのび太くんとドラえもんが別の星から逃げてきたパピくんに出会い一緒に戦いパピくんの星を救う!というかっこいいものなのだが、
私は違和感を覚えた。
のび太は優しいのでパピくんのために戦おう!つまり自分も戦争をsるといいだし、ドラえもん、しずかちゃん、ジャイアンも参戦する。
その中スネ夫だけがやっぱり怖い。戦いたくないと言い出す。
そんなスネ夫にしずかちゃんは何も言わず背をむけて戦地の最前線に向かう。
スネ夫も結局戦いにいく。。

母親になった今、これを見ると
子ども達はこれをみて皆がパピくんのために戦っているのにスネ夫だけ臆病者だとか、スネ夫も戦争に行くべくだと思ってしまうのではないだろうか。と危惧してしまう。
私からすると皆がGOを出している中、NOをだせるスネ夫は偉いと思う。
第二次世界大戦中、どんなに怖くても戦いたくはないと命が惜しいと言えなかった少年たちがたくさん亡くなった。

今現代でも戦争が起こっているが、その国の為に皆が戦うから自分も戦いに行く。
と息子に言われたら、「他人と違う意見を持つことは悪い事ではない」「自分が心からやりたきないことを皆がやっているからとい理由でやるのはおやめなさい」というだろう。
特に日本というのは島国で自分達とは違う物を排除しがちな社会だけど、あなたはあなたが思う様に生きなさいと言える親でありたい。

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