英語で意識高い系

欧米人は総じて意識が高いので、日本のように「意識高い系」と言ってバカにする人なんていないと言う人がいますが、格好だけの人や他人に価値観を押し付けるような人は当然ながらどこの国でも嫌われます。

~conscious

もちろん、意識が高いことが必ずしも否定的に語られるわけではありません。

health conscious
健康意識が高い

environmentally conscious
環境問題について意識が高い

これらの表現は中立的なので、「意識高い系」のような悪意はありません。
ただし、度が過ぎている場合や、価値観を他人に押し付けるような人はhealth snobやeco-warriorなどと呼ばれます。

woke

社会の問題に気付かずにいる者は寝ているようなもので、それらを意識している人は目が覚さめている者というイメージ。

元々は黒人英語(African American Vernacular English)で、それが黒人以外にも使われるようになった一例でもあります。社会問題について啓蒙する側も使う表現ですが、「意識高い系」のように揶揄するときにも使います。

SJW (Social Justice Warrior)

eco-warrior(環境保護戦士)同様、フェミニズムやジェンダーの多様性、人権などのへ問題意識が暴走して他人に価値観を押し付けたり、見下したり、何かと闘争している人は「戦士」の称号が与えられ、後ろ指をさされる対象になってしまいます。

hipster

「メインストリームの流行に惑わされず、時代に先駆けた存在であろう」という流行を追ってしまう人々。あるいは、個性に重要視するが故に尖ったファッションに走ったものの、尖り方が皆と一緒なので結局個性派という名の没個性に陥ってしまう人々。

grammar police

文法にうるさい人はgrammarianなどと呼ばれますが、それが行き過ぎて人のミスを指摘して回る人たちをgrammar police(文法警察)と言います。正しい文法は教養の証であるとし、社会における言葉の乱れが文明の危機であるかのように過剰反応する人々です。

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