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#3「ソフトフィルターを使うこと」

フォトグラファーと名乗っているのでたまにはカメラに関する情報を作例を交えながら書いていきます。

聞いたことあるけど持ってないって人が多いソフトフィルターについて。

①ソフトフィルターとは?

光が拡散された描写になるフィルターです。
カメラを持ってる人ならレンズに保護フィルターを付けてると思うんですけど、同様にレンズに取り付けることで光が拡散された描写になる効果を持つフィルターです。


②ブラックミスト

有名なのはブラックミスト。メーカー大手のケンコートキナーではNo.1とNo.05の2種類があり、No.1の半分の効果がNo.05となっていて、主流なのはNo.05(No.1だと効果が強すぎると言われたりします)。

僕もケンコートキナーのNo.05を所有していますが、他にもNiSiやK&F CONCEPTからもブラックミストは発売されていてこちらを愛用する方も多数います。
(1/2、1/4、1/8と効果の違いがあります)


③ホワイトミスト

ケンコートキナーから半年ほど前に発売されたブラックミストと対になるフィルターです。

公式によるとブラックミストが黒い拡散材を使用しているのに対し、ホワイトミストは白い拡散材を使用しており、
ブラックミストよりもコントラストを抑える効果が強く、彩度を抑えて淡いトーンに整える。とのことです。

僕は所有してないのですが、
作例を見た感じだとコントラストは抑えずに光を拡散させ、ブラックミストに比べてパキッとした印象です。
オールドレンズの雰囲気もあり、ブラックミストよりもレトロ感があります。

「ブラックミスト ホワイトミスト 違い」で検索すると比較した記事がいくつか出てくるので参考にしてみてください。

結論:ホワイトミストめちゃくちゃ欲しい


④ローコントラスト

こちらもケンコートキナーから発売されているソフトフィルター。
名前の通りコントラストを抑えるフィルターで、嫌なのっぺり感じゃなくコントラストを抑えてくれます。

ブラックミストは明るい部分に寄せていて(と言いつつ暗い部分も多少持ち上がってますが)、ローコントラストは明るい部分も暗い部分もバランス良くという所感です。
効果は似てるのですが、ローコントラストの方が効果が強いようです。

ちなみにこちらのローコントラストですが、、なんと、、

ケンコートキナーの最新カタログから消えています。

まさか、生産終了なのでしょうか?
ちなみに僕がローコントラストを購入した経緯は
「某通販サイトのセールで80%オフになってたから」です。笑

Amazonも67mmの取り扱いは中古品のみで、他の通販サイトを見ても定価よりだいぶ安くなっています。
多分、ブラックミストの人気が高まって影に隠れていったんだと思います。
(詳しい情報をお持ちの方は教えて下さい)


⑤比較してみた

今回は
・フィルターなし
・ブラックミストNo.05
・ローコントラスト No.1

の3つを使って同じ風景を撮影してきました。

フィルターなし
ブラックミストNo.05
ローコントラスト No.1


フィルターなし
ブラックミストNo.05
ローコントラスト No.1

じっくり見るとローコントラストの方が光の拡散がつよいですが、
正直なところブラックミストNo.05とローコントラストの違いはあまり分からないです。笑
多分、ブラックミストの人気が高まって影に隠れていったんだと思います。
(詳しい情報をお持ちの方は教えて下さい)


⑥ソフトフィルターは合法のドーピング

作例を見てもらうと分かるように、ソフトフィルターを使うと光の拡散によって写真の印象が変化します。

これは一種のドーピングみたいなもので、
「どうやったら写真が上手くなりますか?」
と聞かれたらテンプレートのように
「とりあえずソフトフィルター買ったら良いよ」と言っています。
上手いの基準は人それぞれですが、ソフトフィルターを使うだけで写真の雰囲気が変わります。

その上で自分の表現を追求するか、ソフトフィルターに使われるか。

操る側かそれとも操られる側か。

千鳥の大悟さんがよくバラエティの料理企画で
「焼肉のタレかけときゃ何でもうめぇ!」
と嬉しそうに言ってますがそれに近い感覚かなと。

焼肉のタレをかける前提で"どんな食材をどう調理するのか"、それとも"フライパンに肉と野菜突っ込んで焼肉のタレかけとけばOK"に似た感覚なのかなと。

ちなみに僕は市販の焼肉のタレは辛口よりも甘口派です。


⑦お知らせ

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