見出し画像

嫁にいった私が母の葬儀費用を負担した理由

簡単に言うと、母親が大好きだったから。喪主の負担を助けるとかそんなことは思いもしていません。母親とは30年近く同居してきました。本当に楽しかったけど、何より心の支えにずっとなってくてました。母親っていいなって思わせてくれる本当に大切な存在でした。ボケてもなんでもいいから百歳でも百十歳までも長生きしてね母ちゃん、が母の晩年になってからの私の願いでした。

2022年4月末、母は90歳の生涯を病院で閉じました。コロナ禍でそばに付き添うこともできず、眠るように息を引き取ったようです。
その母親の葬儀について、長兄はものすごく安いプランにしようとしていました。まあ、多分義姉の差金でしょうけど。今から思えば、安いプランにしておいて、もし私と次兄がお金を出すことを了承したら高いプランで行こうとしてたのではと、勘繰ってしまっています。
なぜなら、私が葬儀社の方にいろいろ質問してたのですが、オプションとして付け足すよりも最初からプランに組まれてる方が安いと言われたので、そのプランに決めた時に、すかさずなんの迷いもなく「お前達出せるか」と長兄が言ってきたんです。
私は母と同居したこともあり、ちゃんとした葬儀にしてあげたいという思いから了承しました。次兄は、実は母とは一番長く一緒に暮らした人です。体に障害があり、結婚をあきらめて母と同居していました。つまり、私が二世帯で住宅を建て、母と次兄を迎えたという経緯です。次兄はいろいろなものを諦めて、母を大切に思う気持ちから、躊躇いなく了承したのでした。

そして、葬儀社への支払いを兄弟三等分にし、長兄がお布施を出すから香典をもらうと私たちに言って話がまとまったのです。

さて、そして私たちがどのように誤魔化されたのか。
それはまた次のお話です。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?