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るろうに剣心を見た。

■日本映画としてはえげつないスケールの映画
製作規模が半端ない。
最新作のThe finalとThe Beginingで50億かけて作られている。
(中国ロケをしたキングダムでも20億だった気がする)
額が大きすぎてイマイチよくわからない。
わからないけどとにかく莫大な予算がかけられて製作されている。

そして、何と言ってもアクションがすごい。
これは日本版ジョン・ウィック!!
海外のアクション映画に負けてない。
佐藤健はもちろんだけど、敵役たちもとてもかっこいい。
海外の銃撃戦よりも刀は接近戦なので動きも細かくて迫力が強い。
めちゃ練習したんだろうなとも思わせないレベルの完成度で
アクションシーンに惹き込まれる。
ただの戦いじゃなくて、それぞれの感情が滲み出るアクション。
だから飽きない。製作陣がとても工夫してこだわっている証拠だと思う。
リアルタイムでこんな規模の映画が見れて幸せだよ。

■時代に翻弄された一人の武士
新しい時代を望み、そのために人斬りとなった剣心。
よき日本にしたいと願ったからこそ、闇を背負うことになった。
今の日本には(剣心自体は空想とはいえ)そのような多くの犠牲があったからこそ文明開花があり、時代が大きく進んだと思うと複雑な感情になる。
あの時代は正しさなんてなくて、それぞれがよき日本をと考えて戦っていた時代。目標は同じなのに、敵対し殺し合ってしまうのって悲しい。

■そんな時代に生き、覚悟を決めて生きる剣心
新しい時代が来たら人斬りを辞めると決め、
10年も身を潜めていた剣心。
剣心が鳥羽伏見の戦いで攘夷軍を勝利に導いたからこそ、
幕府軍の武士たちに憎まれてしまう。
それでも不殺の誓いを守り続ける理由は、
剣心なりにこれまでの人を切ってきたことに対する責任を感じているから。
どれだけ狙われ、戦いを挑まれても殺さず戦って生き抜くことこそが責任を果たすことに繋がると言う最強にきつい縛り。
剣心が悪いわけじゃないのよ。そういう時代だったのよ。
でも誰かを恨まないときっと敵たちもやってけなくて
それで剣心が狙われちゃうんだろうな。完全に巻き込まれてるよ、剣心。

■総じて、面白かったるろうに剣心
10年の時をかけて完結した本作。
漫画原作だけれども良い具合にリアリティがしっかりあったからこそ
この大ヒットなんだと思う。素晴らしい製作陣!!!
Biginingを見てからまたシリーズを見返し、
finalを見に行くというループを繰り返してます。何度見ても面白い。
映画館が再開してくれてよかった。

素晴らしい作品をありがとう大友監督!!!!!





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