ザ・メニュー(2022)のトリビア
監督マーク・マイロッド
出演レイフ・ファインズ、アニャ・テイラー=ジョイ、ニコラス・ホルト
アドリブ合戦
監督マーク・マイロッドによると本作劇中の食事シーンの撮影中、カメラが向けられている俳優に限らず、背景に写り込んでいる俳優は皆即興で演技を続けるよう指示されていたとか。物語序盤、食事に手を付けない主人公マーゴを確認しに来たシェフのスローヴィクが、諦めてテーブルから離れる際にマーゴが放つ「ありがとう」という皮肉めいた台詞は、マーゴ役アニャ・テイラー=ジョイのアドリブらしく、彼女はスローヴィク役レイフ・ファインズに後で本当に怒られないか心配だったそう。
またその直後にスローヴィクが母親のテーブルを訪れる場面の脚本には当初、彼が母の頬にキスをする姿が書かれていたそうですが、この時彼が母親の頭に額を付ける姿はスローヴィク役レイフ・ファインズのアドリブ。さらに物語後半、マーゴが共にレストランを訪れたタイラーをビンタするシーンも脚本には書かれておらず、マーゴ役アニャ・テイラー=ジョイのアイデアで急遽採用された行動なんだとか。
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尋常じゃないこだわり
物語序盤、主人公マーゴと共にレストランを訪れたタイラーがワイングラスをテーブルから落として割ってしまうシーン。監督マーク・マイロッドによるとこの時のグラスが割れる効果音は、観客に緊張感を与える最適な効果音にするために約2週間かかって録音され、さらにマーゴ役アニャ・テイラー=ジョイによると、この時マーゴが上げる悲鳴は録音時、完璧な悲鳴を録音するため実に79テイクほどかかったそうです。
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恐怖の絶品コース
共同脚本を担当したウィル・トレイシーによると、本作のアイデアは彼がノルウェーに新婚旅行に行った際、専用のフェリーでしか訪れることが出来ない小島にある高級レストラン「レストラン・コーネリアス」を訪れた際に思いついたものなんだとか。閉所恐怖症の彼は、彼らを下ろしたフェリーが島を離れていく姿を見てパニックになり、この約5時間かけて楽しむレストランのコースを食べ切らなければ島から出ることが出来ないという恐怖を元に脚本を書き上げたそう。
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