NETFLIXドキュメンタリーを観る。HAVE A GOOD TRIP / サイケな世界〜スターが語る幻覚体験〜
LSD=危険な薬物という方程式が多くの観客の頭の中には刻まれています。ただその効能について心と体にどういう現象が起こるのかはあまり紹介されてこなかったと思います。そこのところを掘り下げた興味深いドキュメンタリーでした。
スティング、キャリー・フィッシャーなど誰でも知ってるスター達が幻覚剤投薬の時どうなったか、何が見えたかを赤裸々に語ります。
パートアニメなので幻覚再現がわかり易い。実写での再現ビデオもあります。その中で一番可笑しかったのが「昆布マン」。
キャリー・フィッシャーがどんぐりに語りかけた時にどうなったかを再現するパートはこんな感じ。
アニメーションも『イエロー・サブマリン』のようなキャラクター設定と作画でトリップの側面を補強しています。
ドラッグが違法か合法かという議論は一旦置いて、科学的な側面を知っておくことは決して無駄ではないかと。
「グレイトフル・デッド」のライブがいかにLSDと相性が良いかを説明するパートはその他の事例とは別次元での考察が必要なトピックだと思います。
優れたドキュメンタリーは内容もさることながら、その表現方式に工夫がなされています、その好例です。映画やドラマに疲れた時に観るのにはちょうどいいです。
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