THE DONUTS KING / ドーナツキング(2021年11月12日劇場公開)
驚くべき事実はアメリカの個人ドーナツ店の90%以上がカンボジア人だということ。
それはカンボジア人、テッド・ノイがアメリカのドーナツの美味しさに感動して、チェーン店でドーナツ作りを学び起業したことに起因しています。偉かったのは次々に移民政策でカンボジアからやってきた同胞にドーナツ事業のフランチャイズを任せたから。
今でこそ感謝されているみたいですが、劇中で説明されるフランチャイズの条件は売上の43%を支払うこと。本当だとすればフランチャイジーにはかなり厳しい条件かも。
映画の真ん中でまるで穴の空いたドーナツのように、話がドーナツから遠ざかります。その後の展開はちょっとびっくりしました、あまりにわかりやすい転落人生だったので。
リドリー・スコットがなぜこの映画を製作したのかも謎でした。