ブラムハウス映画を観る。FANTASY ISLAND / ファンタジー・アイランド
今、最も信頼できる映画プロデューサー、ジェイソン・ブラムの新作。全米での公開が2020年2月14日。批評家には酷評だったようです。
撮影場所はフィジー・タベウニ島。元々は同名のTVシリーズ。気軽にリゾートに行けない今なのでトロピカルな雰囲気が楽しめます。
ファンタジー・アイランドの総支配人役マイケル・ペーニャ。コミカル演技を封印。その分ちょっと存在感が希薄でした。
またゲストが曲者揃いで、何かあるなと思わせるのに十分なメンツ。なにせ「ブラムハウスのファンタジー・アイランド」ですから。
冒頭からしばらくは、美しい浜辺のコッテージでのシーンが続くので、お気楽なリゾート映画かと思ってしまいます。この冒頭とその後の展開の落差が見所。
こんなシーンも。でもお遊びはここまで。各ゲストのファンタジーを「一つ叶える」というルールの元、ダークな妄想(ファンタジー)が現実になります。
マギーQ演じるグゥエンのある後悔がストーリーを引っ張っていきます。その他のゲスト達のファンタジーも入り乱れて収拾のつかない状況に。
人のファンタジーに土足で踏み込んでしまうというプロットがちょっと反則な感じがするので、評判が悪いようです。ただそれだけで捨て置くには惜しい映画。
イタリア語版のポスター「夢が終わる場所」という意味深なキャッチフレーズ。知的に楽しめる展開の映画。
ただ、残念ながら、今の所、日本での劇場公開の情報はありません。
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