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남산의 부장들 / KCIA 南山の部長たち(2021年1月22日劇場公開)

この哀しき男達の挽歌よ。

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韓国での劇場公開のちょうど1年後に日本でも劇場公開されました。「その日の銃声は、世界を揺るがせた銃声」というコピーと囁く男達の示唆的な本国ポスター。

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古い機密写真のようなヴィジュアルのヴァージョンもあります。

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そのキー・ヴィジュアルを使用した日本版のポスターはちょっと盛り過ぎてますね、例によって囁く男達のニュアンスは完全に無視されています。

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インターナショナル版のポスターでは、白黒でイ・ビョンホンの陰影のはっきりしたヴィジュアル。東欧映画のように地味ですが凄みのあるポスター。

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囁く男がいれば耳をそば立てる男がいるのです。そういう視点を盛り込んだこちらのポスターも秀逸。

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このポスターなどは商業的な要素を極力廃して、「南山」だけを強調するネガポジ反転ヴィジュアル。映画のテーマを深いところで掬い取っています。

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この映画、男達のいい顔映画。とにかく韓国の名だたる俳優によるポリティカル・ノワール・サスペンスの白眉。

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女性も1人重要な役で出てきます。彼女が関わる場面は、ワシントンDC、ソウル、パリ。国際的なスパイ映画でもある本作の狂言回しとしてスリリングさを加えていました。

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事件から40年が経過して、やっと客観的に冷静にこの事件を振り返る視点を韓国社会が持ち得たということだと思います。ただ、こんな国に駐在していたかと思うと体が震えて来ます。それくらい深く抉られました。



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