イタリア映画祭2020の短編を観る。（2020年11月20日配信公開）

2020年のイタリア映画祭は通常の半年遅れでオンライン開催。3本の短編が無料で観られます。

イタリア映画祭2020

私のママでいる
[2020年／12分]　原題：BMM : Being My Mom
監督：ジャズミン・トリンカ　Jasmine Trinca
出演：アルバ・ロルヴァケル

道化師
[2016年／18分]　原題：Pagliacci
監督：マルコ・ベロッキオ Marco Bellocchio
出演：ルチア・ラーニ、ルカ・ミケレッティ、フェデリカ・フラカッシ

戦闘
[2018年／14分]　原題：La lotta
監督：マルコ・ベロッキオ Marco Bellocchio
出演：ファブリッツィオ・ファルコ、バルバラ・ロンキ

おすすめは『私のママでいる』です。とにかく可愛い短編。「ローマとバスター・キートンと私の母」をテーマに撮ったらこうなりましたという俳優ジャスミン・トリンカの監督デビュー作。

誰もいないローマでの母と娘の散歩が微笑ましい。スーツケースは人生の重みのメタファーですね。撮影秘話インタビューのジャスミンです。

BMM, l’esordio alla regia di Jasmine Trinca presentato a Venezia 77: “Tra Roma, Buster Keaton e mia mamma”

このポスターですが、イタリアで大人気のシルヴィア・ツィーケ原作新聞風刺漫画のキャラクター、「ルクレツィア」です。暗いニュースばかりだった2020年を明るく笑い飛ばそうと彼女をポスターに起用した気持ちが伝わります。

このサイトでシルヴィア・ツィーケの漫画が毎週アップされています。

Silvia Ziche | il mio sito Ufficiale

「ホリデーシーズンでもボディラインを完璧に保つスポーツといえば、跳びパネットーネ！」こんな感じの風刺漫画です。

まずは、ルクレツィアのように軽い足取りで無料短編からイタリア映画祭2020に参加してみて下さい。