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城定秀夫監督作品を観る。アルプススタンドのはしの方(2020年7月24日劇場公開)

なんとも気が利いている映画。観客席しか映さないことが逆に功を奏して、映画館の観客席で感動が蓄積していきます。

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このタイトルが出るタイミングで、吹奏楽部が演奏している応援歌は「アルプス一万尺」。気が利いてます。

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黒木ひかりが演じている吹奏楽部部長、久往智香のひたむきな応援歌の演奏シーンがアルプススタンドの雰囲気を盛り上げてくれます。

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(左から)平井亜門、小野莉奈、西本まりん、中村守里の演技ですっかりこちらもアルプススタンドにいる気分になります。

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「しょうがない」をキーワードに高校3年生のそれぞれの悩みが浮き彫りになって、「カキーン」という金属バッドの打球音の度に「でも、やるんだよ!」モードになっていくこの4人がとにかく素晴らしい。タッチアップのこともよくわかっていない女子高生達の野球を応援する気持ちが透明試合から透けて見えました。


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