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日本アカデミー賞で最高だった瞬間は? ニュースPVプレイバック/2021年3月4週

※映画.com本体のニュース記事における、PVランキングの振り返りです。編集部のスタッフ数人でチャットし、この1週間で得た“気づき”、オススメの新作情報、衝撃を受けた記事なども交えて、PVの傾向や推移を思い思いに話しています。

3月15~21日 順位まとめ 1~5位

1位

2位​

3位

4位

5位

振り返りチャット開始

本日の参加メンバー

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尾崎秋彦 本日はドーナッツかじりさんに参加してもらいます。それでは3月15~21日のニュースPV振り返りです。

5位:小栗旬主演「日本沈没」劇中カット初披露! 松山ケンイチ、杏、香川照之ら強烈な存在感

尾崎 この時期はドラマの新情報が続々と出てくるわけですが、先週に引き続き、ドラマカテゴリの記事はPVを集めやすいです。

岡田寛司 「日本沈没」については、何度映像化されるんだ…っていうくらい製作されているよね。となると、やはり「どう映像化するんだ?」という部分に興味を惹かれるな。

尾崎 「3.11から10年が経過した2021年」に、「日曜夜」の「テレビドラマ」で、「地殻変動により日本列島の大部分が海中に沈むという内容の作品」を放送する。この試みは非常に意義があるよね。

ドーナッツかじり すごく覚悟を感じる企画ですよね。舞台が2023年というのも、遠い未来ではなく、いまと地続きの近未来で、よりリアリティある描写が期待できそうです。

4位:「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開7日間で興行収入33億円&観客動員数219万人を突破!

尾崎 社会現象中の「シン・エヴァ」興行収入速報がこの順位でした~。“ネタバレ厳禁作品”なため、公開1、2週は情報出ししても思ったよりPVが集まらなかった…。ただ、先週末から公式に“感想を話す”ことが解禁されたので、また状況は変わっていくと思いますけども 。

ドーナッツかじり そうですよね、公式からの「感想解禁」宣言、新鮮でした。

尾崎 ファンがネタバレに配慮しすぎてバイラルが起こらず、逆に公式サイドが「これからは感想話していいですよ!」というのは、見たことがなかったな。

岡田 でもさ「感想解禁」宣言って「完全ネタバレ拡散OK!」って意味合いじゃないと思うので、その辺は良い感じに配慮するべきだと思うよ(笑)

ドーナッツかじり いまある企画のために、新劇場版イッキ見中なので、
この記事も配信されてすぐに読みました。これまでエヴァのことを全く知らなかったので、「シンエヴァ」への熱を共有して読んだ、記念すべき初めての記事です(笑)!

岡田 僕は昨日見てきた。作品自体もとても良かったんだけど、エンドロールにグッときた。あの文字列、歴史だもん。で、エンドロールを凝視している最中、隣のおじさんが携帯パカパカやり始めたから「見ないなら帰れ」と言いたくなりました。

尾崎 お~、見てきたか。最近減ったと思ったけど、まだいるんだな、上映中の携帯人…。 

ドーナッツかじり あー(涙)。余韻に浸っているときの携帯パカパカ…私もいつもキレそうになります(笑)。尾崎さん&岡田さんは、「シン・エヴァ」後の世界に生きてるんですね……! 私は火曜のレイトショーを予約したので、待ちきれないです!

尾崎 新劇場版イッキ見→「シン・エヴァ」の人の感想は超気になるので、是非聞かせて!

3位:【第44回日本アカデミー賞】草なぎ剛「ミッドナイトスワン」で初の最優秀主演男優賞!

尾崎 映画ファン注目の日本アカデミー賞!

ドーナッツかじり 今年も主演男優賞、大激戦でしたね! 草なぎさんの初受賞…胸アツでした。スピーチでは香取慎吾さんや稲垣吾郎さんの名前が出て、喜んだファンの方も多いのではないでしょうか。

岡田 毎回予想してはいるんだけど、今回は本当によめなかった…。スピーチ良いですよね~。毎回その部分を楽しみにしている。

最優秀賞発表時、自身の名前が読み上げられると、草なぎは深々と頭を下げた後、ステージへ。プレゼンターのシム・ウンギョンから同部門のブロンズを受け取ると「マジっすか……、ごめんなさい。なんか頭が真っ白になってしまって」と打ち明け、歓喜のコメントを口にした。

ドーナッツかじり 最初の「マジっすか」は、草なぎさんの飾らない人柄そのもので、短い単語にいろんな感情がこもっているように感じられて、私は水泳の北島康介選手の「超気持ちいい」と「何も言えねえ」に匹敵する名言だと感じていました(笑)

岡田 なるほど! 北島選手の発言に近しいもの…それめちゃくちゃわかりやすい例えだね(笑)

ドーナッツかじり そうなんです! シンプルながら、成し遂げた人にしか言えないかっこよさがビシバシつまっていて…忘れられない名言になると思います!

尾崎 あと授賞式で語られてた菅田将暉さんとのエピソード、最高ですね。

授賞式では、同部門の優秀賞に輝いた菅田将暉との再会を楽しみにしていたようだ。「5年くらい前、番組で共演したんですが、名古屋の方にあるおすすめの公園に連れて行ってくれたんです。それが印象的。その後、菅田君はめちゃくちゃ活躍されていたので……もっと良くしておけばよかったなと(笑)」(草なぎ)とエピソードが明かされると、菅田は「光栄ですね。公園に行ったことを覚えてて下さって…また行きましょう」と切り返していた。

尾崎 また公園に行こうってこと?

岡田 そうそう、ここは微笑ましかったから(原稿に)入れておきました。また公園に行こうっていう展開がめっちゃいいよね。

ドーナッツかじり 誰もが、「公園に行こうってことなの?」と、まさかの約束にざわつきましたよね(笑)。愛知県出身者としては「名古屋の方の公園」…気になりすぎます。

岡田 あと、僕はこんなにも世界は進化し続けているのに、どうして「草なぎ剛」の「なぎ」は未だに漢字で打てないんだという疑問が再燃しましたね。その他の旧字に関してもね…長い間、疑問に思っています(笑)

2位:平手友梨奈「ドラゴン桜」でゴールデン帯連続ドラマ初出演! バドミントンに打ち込む生徒役に

尾崎 ドラゴン桜は毎週入ってくるな~

岡田 生徒役の豪華さがエグいもん(笑)

ドーナッツかじり やっぱり、最近映画やドラマでよくある、シルエットなどのヒント出し→キャスト予想加熱パターンは、楽しいですね! 平手さんは、注目作品にどんどん出演されていますが、等身大の高校生役というのは新鮮ですよね。女子高生は女子高生でも、「響 HIBIKI」「さんかく窓の外側は夜」は、超個性的なキャラクターだったので…。「ドラゴン桜」で、また違った一面が見られそうです。

尾崎 出演者のヒントを出して話題を集中させる手法、映画だと印象的だったのは「十二人の死にたい子どもたち」

ドーナッツかじり 私もまさにその作品を思い浮かべていました!

尾崎 多数の豪華キャストを発表する手段として非常に優れているけど、キャスティングに自信があるからこそ選べる手法だよね。発表して「ん~?」となるリスクもあるわけだし。結果を見れば「ドラゴン桜」は見事に成功しているといえる。

岡田 改めておさらいしておくと、平手さんのほかに、南沙良、細田佳央太、志田彩良、鈴鹿央士、加藤清史郎。そして大トリで「King & Prince」の高橋海人を持ってくる。すごい布陣。

ドーナッツかじり 映画ファンとしては、いろんな作品に出演していて、
「最近よく見るこの俳優さん、気になるな~」みたいなキャストが見事に集合していますよね。

尾崎 俳優のブレイクパターンとしては、テレビドラマでいい役に巡り会えるかどうかが結構大きなウエイトを占めてるので、本作で若手キャストたちがどう羽ばたいていくかは要注目!

1位:【第44回日本アカデミー賞】作品賞は「ミッドナイトスワン」!「Fukushima50」が最多6部門

尾崎 日本アカデミー賞の総括記事が今週のトップに!

岡田 受賞一覧を見ると「罪の声」は話題賞(俳優部門/小栗旬)と最優秀脚本賞だけなのか。もっと受賞してもおかしくない気がしたけども。草なぎさんは、こっちでも「マジか」って言ってるんだね(笑)

最優秀作品賞が発表されると、「ミッドナイトスワン」でトランスジェンダーの主人公・凪沙に息吹を注いだ草なぎは、「マジか!?って感じですよね。奇跡って起こるんだなって。諦めたりしないで、一歩ずつというか、たまに振り返ることも人間誰しもあると思うんですけど、またそこから少しでも進むと、何かいいことあるんだなと」と感無量の面持ち。

ドーナッツかじり はい、「マジか」コンボで、歓喜しました(笑)。今年は本当に大混戦でした! 「Fukushima 50」は「金曜ロードSHOW!」で放送されたばかりなので、視聴者の方も、結果に注目されていた方が多そうですね。

尾崎 授賞式のハイライトとしてはほかにどんなものがありました? 

岡田 個人的には長澤まさみさんの受賞スピーチですね。

長澤まさみ「たくさんの方に支えられなければ、映画作りはできないんだなと、去年、身に染みて感じました。本当は作りたかった映画、そして、作れなかった人たちがたくさんいると思います。映画が公開できず、先延ばしになっている人たちも、たくさんいると思います。そのなかで映画が公開され、たくさんの方々に見に行って頂けたことは、本当に嬉しいです。これからも映画作りに向き合って、頑張っていきたいと思います」

岡田 最初はなかなか言葉が出てこなかったんだよ。やがて、声を震わせながら、これを言う。感動です。

ドーナッツかじり 笑顔のイメージが強い長澤さんが涙ぐむ姿、こちらももらい泣きしそうになりました…。

尾崎 「最初はなかなか言葉が出てこなかったんだよ。やがて、声を震わせながら、これを言う」。なるほど~。この部分は記事を読んでるだけじゃ、なかなかしっかり伝わってこない部分だな~。素敵だ。

ドーナッツかじり 私は個人的には、黒木華さんの受賞ですね。優秀助演女優賞には、第38回の「小さいおうち」、第39回の「母と暮せば」に続き3度目の選出で、全て最優秀賞を獲得していて、百発百中です。強すぎます。2度目の恋人役だった二宮和也さんとのやりとりもほほ笑ましくて、とっても良かったです。

尾崎 3度選出、3度最優秀。すげ~、無敵じゃん…

岡田 前2作は、どちらとも山田洋次監督作か。

ドーナッツかじり 「母と暮せば」「浅田家!」では、黒木さん&二宮さんはおふたりとも優秀賞に選出されていて、無敵コンビですね。

尾崎 「小さいおうち」ではベルリンの銀熊賞もとってるんだよね。日本において最も評価されている女優のひとりというのが、こうして受賞歴を見ればよくわかる 。はい、といった感じで今週は以上です!

ドーナッツかじり お疲れ様でした!

岡田 本家のアカデミー賞も注目していきましょう~! お疲れ様でした!

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