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「漁港の肉子ちゃん」取材裏話と、道で買った異国の絵と、かまいたちチャンネル。編集部の「買ってよかった」「見てよかった」

 こんにちは、映画.com編集部です。

 木曜日は、編集部メンバーのQOLが上がった、「買ってよかったなあ」「見てよかったなあ」「行ってよかったなあ」と思うもの・ことをざっくばらんに紹介します。

 映画に限らず何でも自由に、という感じ。それではいってみましょう。

 それではいってみましょう。

◆「サービス精神が病的」だったさんまさんは、やっぱりすごい

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 先日、明石家さんまさんが企画・プロデュースを務める長編アニメ映画漁港の肉子ちゃん(6月11日公開)の完成報告会見の取材に行ってきました。さんまさんを取材する機会は初めてだったので、ドキドキワクワクしながら向かったのですが、登壇者全員のコメントにツッコミや補足をして爆笑を起こすさんまさんは本当に素敵でした。

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 特に印象に残ったのが、主人公・肉子ちゃんの声優を務めた大竹しのぶさんとの元夫婦ならではのやり取りです。イベントの後日、ラジオで「サービス精神が病的」と自身を語っていたさんまさんですが、その発言通り、開始早々「再婚した方がよろしいでしょうか?」とマスコミ陣に問いかけます。

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 その後も、大竹さんのアフレコの話題になると、

さんまさん「アフレコ最終日に(長男の)二千翔の誕生日パーティーがあって、家に来てって言われた。大渋滞のなか高速に乗ったら電話きて、(大竹さんから)『ごめん、言うの忘れてた。引っ越ししたんだ』って。Uターンしたけれど、住所もわからないって言う。とんでもない目にあわされた。アフレコが素晴らしい出来だったから感謝していたけれど、そのお礼を言うのも忘れた」

 と、大竹さんの人柄とアフレコの技術が伝わるエピソードでさらに笑いをとっていました。

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(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

 ちなみに、「漁港の肉子ちゃん」は明るく優しいストーリーだけでなく、美しい映像や音楽、名作へのオマージュ、深く刺さるセリフなど、「サービス精神が病的」なさんまさんらしい、隅々まで楽しめる作品。おすすめです。

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◆Netflixオリジナル映画「YESデー ~ダメって言っちゃダメな日~」

 “お母さん”になってから、気付けば、毎日「あれダメ!」「これダメ!」と言ってばかり。危ないからダメ! 寝る時間だからダメ! 宿題が終わるまでダメ! 日々、心を(時には顔も)鬼にして言い聞かせますが、上の娘には「怒ってばかりのママより、遊んでくれるパパのほうが好き!」なんて言われる始末(下の娘は3歳なので、まだセーフ……)。お母さんだってできることなら“甘やかし役”をやりたい! “憎まれ役”って、ホント報われない。

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 そんな子育ての鬱憤を笑いに変えて解消してくれたのが、この映画。3児の子育てに追われる夫婦が「子どもにダメと言わない日」=「YESデー」に挑むファミリー映画なのですが、劇中には“育児あるある”が満載。いかにもアメリカらしいハチャメチャ騒動も楽しく、いっしょに見ていた娘も大笑い! 後半はホロッとさせる場面もあり、娘にも親の気持ちが少しだけ伝わったのか、神妙な顔をしていた……気がします。

 8歳の娘も、あと数年もすれば反抗期に突入。今以上に親子ゲンカが増えるでしょうが、お互いの言い分に耳を傾けて、落としどころを探っていきたいと思います。

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◆道で買った異国の絵

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 巣鴨の路上骨董屋で見つけた絵です。東南アジアの農村の仏画でしょうか、屋根や衣装の細かな描き込みは丁寧で美しく、人々の様子は素朴でユーモラスでいいなあと座って眺めていたら、外国語のイントネーションで話す店主が「2500円だけど、買うなら2000円でいいよ!」と勝手にディスカウント。

 描き手の労力を考えると申し訳なさ過ぎる値段ですが、ここで10倍、100倍払っても作家のもとには入らないので言い値で購入。「袋、これしかないね」とビニール袋に入れて手渡してくれました。タイの屋台で料理を買った時の気分です。

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 映画と同じく、世界的巨匠の作品にはもちろん心を打たれますが、名も知らぬ作家の素敵な作品に偶然出合えると格別の嬉しさがあります。いつかこんな田舎にも行ってみたいなあと、以前訪れたバンコクの水上バスやカンボジアのバイクタクシーの後部座席に乗った時の景色や日差しや風、熱帯夜と薄いビールなどを思い出しながら帰宅。

 どこの国のどんな人が描いて、東京まで一体どんな旅をしてきたのだろうと考えると、ロマンが膨らみます。サインの文字を読める方がいらっしゃいましたら、どこの国の言葉か是非教えていただきたいです。

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◆3代目GW-5510-1BFJ

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 覚えていないほど何年も前から使っていたG-SHOCK、GW-5510-1BFJです。最初はおもちゃのような見た目が気に入って購入したのですが、衝撃に強くて、防水、電池交換もいらず、国外に出れば自動で現地時間表示に切り替わる優れものです。

 大変どうでもいい個人的な情報で申し訳ないのですが、私は手を洗うときや食事をするときに時計を含めアクセサリーをすべて外すことが多いので、驚くほどなくします。この時計も過去に2回なくしました。なので、今回のものは私にとって3代目GW-5510-1BFJです。

 2代目をなくしたときに自分の不注意さに絶望し、戒めのために3年間ほど買うのを我慢していましたが、最近「本格的に汗をかく運動をするならジュエリーのような時計ではダメだ」という言い訳を得たので、3代目の購入に踏み切りました。

 完全に“形から入る”タイプなので、この時計を付けたいから運動しよう!と思うようになり、この時計を付けていた3年前の自由も思い出し、変化の少ない日常に少しワクワクが追加されました。

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◆「かまいたちチャンネル ねおミルクボーイ」

 少し前に友人に勧められて、空き時間ができると見るようになりました。皆さんご存知のお笑いコンビ「かまいたち」さんのYouTubeチャンネルです。群雄割拠の芸人YouTubeチャンネルのなかでも、登録者数114万人の人気を誇っています。

 珠玉のネタはもちろん、「しくじり先生 俺みたいになるな」風に視聴者に失敗談を語る「先生」シリーズなど、人気企画が盛りだくさん。なかでも好きなのは、有名飲食チェーン(マクドナルド、サイゼリヤなど)のお気に入りメニューを発表していく「ランキング・ベスト」系の動画です。友人と最初に「楽屋弁当」の動画を見て以来、ランチの時間に毎日見るようになり、すっかりファンになりました。

 山内さん&濱家さんの食レポがうま過ぎますし、ふたりがどのお店にも愛がある&精通していて、その知識量にも驚かされます。「このソースが好き」「こうアレンジして食べる」など、真似したくなるアイディアや、コアすぎるこだわりがあるのです。何よりも「このメニュー知らなかった! だけどめちゃくちゃおいしそう……」という感情になることが多く、筆者はこの動画を見て我慢できず、マクドナルド、モスバーガー、王将をデリバリーしました。

 同じものを食べながら、ふたりの食レポ&トークをのんびり楽しむのが至福の時間です。面白いチャンネルを探している方は、是非チェックしてみてください。

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