弁護士ですが、解雇されたので雇用保険を受給してみました④ 解雇はお得?国民健康保険と国民年金の軽減措置
(普通)解雇は実はお得かもしれない。
ある程度収入がある状態で自己都合退職をして、前年までの収入に照らして高額な国民健康保険料を納付することとなり驚いた経験をしたことがある方もおられるかと思う。
しかし、実は自分のほうに重大な落ち度がある解雇(典型的には懲戒解雇)を除き、会社都合の普通解雇だと、冒頭の写真のように、前年度所得の30パーセントを基準として国民健康保険料が軽減されるのである。
これによって、私の場合、何と4万円も各月の健康保険料負担が軽くなった。
加えて、国民年金保険料については免除を受けることができ、その間国庫より通常の年金保険料の半額が積み立てられる。
ある程度の資産を形成済みの方が、最後に職を離れるにあたっては、普通解雇されるのが実はお得なのかもしれない。