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『マチベン』からの『インハウス』

労働者である原告訴訟代理人、自分の自動車を返してくれない相手方に対する民事保全手続の申立人代理人、借金と自宅不動産だけを残しこの世を去った方の相続財産管理人…
そんな企業法務の要素がほぼ皆無に近い11年間を過ごしたあと、急遽アメリカ発企業のインハウスに転身することとなった弁護士。
通常企業に勤めるインハウスは大手企業法務からの転身が通常と思われるところ、がっつり国選弁護や当事者間の私怨も渦巻く家庭裁判所の事件も含めた『マチベン』全開の筆者は、2022年2月からインハウスの世界に足を踏み入れた。
民事訴訟法、刑事訴訟法を日常的に参照していた職業生活は一変し、職業安定法等の労働分野の行政法、会社法、独占禁止法にどっぷりとつかることとなった。
『マチベン』を2,3年どころではなく11年間も経験した後に企業法務の世界に飛び込むと何が見えてくるのか?そんな’Trial Lawyer’ と’In-house Lawyer’の’ハザマ’にいる、という趣旨で、辺境弁護士を自称してこのnoteを始めてみたいと思う。
誰に向けてこのnoteを作成するのか?
私は特段留学経験もない(正確には、パリ弁護士会が主催する全世界の弁護士向け研修Stage Internationalに2015年10月乃至11月にフランス語話者として参加した経験はある。)が、フランス語ではDALF C1, 英語ではIELTS 7.0という全世界で通用し、一般的には大学院レベルの留学が可能な資格を保有している。
その経験から、現時点で高校生、大学生の方が世界で学び、世界で稼ぐことができるよう、日本の外でも通用する語学資格がとれるよう応援したい、という観点から記事を作成するつもりでいる。
また、人口減少、交通事故総数の減少、法曹人口増加の傾向から、法律事務所勤務、法律事務所経営に行き詰まる同僚の皆様宛に、インハウスへの転身も選択肢に入れていただくべく、なにがしか参考になる記事が作成できればいい、という観点の記事も中心になるかと思う。
現時点で私がいる状況を前提とすると、「英語、フランス語を身につけるといろいろと楽しい」、「もっとマチベンをがっつり経験した人がインハウスになるのは望ましい」と考えている。
こういった需要があれば、ぜひこのnoteの記事をご閲覧いただけると、とても嬉しい。

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