冬に残された向日葵
ひとひらの言の葉に秘められた意味。 私は冬に残されてしまった一輪の向日葵でしかない。 夏の向日葵のように輝けない。 陽が当たらなくてもそれでいい。 私の居場所はここだから。
いつからか生きることを恐れるようになった。 自分が生きていることに意味が見つからなくなった。 みんなの真似をして過ごせれば、生きることが楽になると思った。 みんなが笑っていれば、一緒に笑って。 みんなが悲しんでいたら、一緒に悲しんでいるふりをした。 周りの行動を気にするようになった。 いつの間にかヒトの目が気になるようになった。 自分がどう思われているのかを気にするようになった。 そんな自分がもっと好きじゃなくなった。 周りに合わせて生きてれば、楽に生きられると思ってた