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自己紹介 中小企業診断士⇒令和2年度合格者(ストレート)

(0)受験生情報 名前・年齢
えいちゃん。43歳。

(1)自分の診断士受験スタイルを一言で表すと。

「過去問こそが中小企業診断士に求められる知識」「最高の予想問題集」と信じて過去問一本主義。

(2)診断士に挑戦した理由・きっかけ

経営企画部に在籍するため診断士に興味があったものの、一人部署のため勉強時間を捻出できず受験を保留。そんな折、新型コロナを原因として時短営業やノー残業デーの導入により勉強時間を捻出できるようになりました。

「ピンチ(コロナ)はチャンス(一発合格)」。「来年コロナが落ち着いたら勉強時間はない。今年は千載一遇のチャンス」と感じ受験しました。

(3)学習開始時の知識・保有資格、得意科目・不得意科目

①知識・保有資格

「不」合格資格:旧司法試験論文式試験(1回受験B判定)。マンション管理士(2回)。日商簿記1級(2回)。

登録資格 :宅建取引士(1回)。マンション管理業務主任者(1回)。
※不動産会社勤務なので、偏ってます。資格手当のため。

合格資格 :旧司法試験短答式試験(5回中1回合格)。行政書士試験(1回)。日商簿記2級(1回)。
※私の特性として「1回で合格しないと合格できない」傾向が高いため、中小企業診断士は一発合格にこだわりました。

②得意・不得意科目

得意 :法務、会計(司法試験浪人後30歳で、不動産会社に入社。経理部7年、経営企画部4年目。予防法務、商業登記、子会社設立、増資、株式分割、M&Aなど法律・会計関係業務を広く担当。平たく言うと「何でも屋」。適任者がいないから入社1年目から何でも任されるスタイル)

不得意:生産管理。
当初は馴染みが薄く自信が持てませんでしたが、「ザ・ゴール」(コミックス版)を読んで、「ECRUSはどの会社でもつかえるな。というか、どの業種も結局、生産計画と生産統制に基づくから事例Ⅲ企業か」と気づいた瞬間から、苦手意識は薄れました。

また、「ロジカルなので事前準備次第で得点源になる」という助言をもとに、「事例Ⅲ・Ⅳで60点取って逃げ切る」方針へ変えました。

(4)学習スタイルとそのメリット・デメリット

・独学。過去問とテキストのみ。予想問題や模試は一切受けない。時間がないし、過去問以外の知識が入ったら解答イメージがブレる恐れがあるから。

①メリット :時間・場所の制約が小さい。好きな時に(朝の4時でも)、好きな場所で(布団の中でも)、自己責任で自由に勉強できる。

②デメリット:情報が少なく、自分の実力が把握できないため、不安になる。
でも、中小企業診断士に求められる将来像から逆算すると、一人でやり抜く力も必要かなと思うので、結果的にはよかったと思います。

(5)合格までの受験回数、学習時間とその作り方

①学習開始時期と受験回数
本年4月。受験回数1回。

②1次学習時間。2次も同じ
350時間~400時間。朝1.5時間。帰宅後2,3時間。休日3~9時間。

(6)合格までの学習法
⓪準備段階

①1次
ひたすら過去問(「みんなが欲しかった中小企業診断士の問題集」)を、全肢(難問を除く)について自信をもって回答できるまで、メリハリをつけて5回~10回くらい解き、テキストに立ち戻り、周囲の受験生が正答できる問題は必ず回答できるように意識し、難問・理解不能は無視しました。

②2次記述試験。
朝1.5時間(事例1問)。帰宅後2,3時間(事例Ⅳ)。休日3~9時間(事例1~3問の解答と分析)。
過去問を3~4回、マス目のある大学ノートに解答、「ふぞろいの分析」で添削してベスト答案を作成しました。また、「ふぞろいの答案」を斜め読みして合格者レベルを確認し、不安感を払拭しました。

 ちなみに、本番前日に自分の答案を読み返したところ、解答回数を重ねるうちにベスト答案を思い出しながら書いている風に変化していたので、「本番では初回の素直なわかりやすい答案」を目指そうと改心しました。

③再現答案、有り。 

ご参照下さい。恥ずかしいけど、見てもらいたい。役に立つかも。こんなレベルでいいのかとか。もう、すきにしてくれ。情緒不安定ですいません。

(7)学習時・受験時のエピソード及びこれから合格を目指す方へのアドバイス

・2次試験の学習時のエピソード
「試験当日、事例Ⅳは疲労困憊でミス多発のため、そのような状況で解く練習をすべき」という体験記をヒント・言い訳にして、帰宅後ビールを飲みながら酔いが回るまでに事例Ⅳを解く、間違ったら正解するまで何度も解答する。アルコールが入っていても解けるレベルまでプロセスを安定させるという「アルコール勉強法」を開発しました。

 試験当日はアルコールの抜けた状況で心身ともに充実したベストコンディションのため、事例Ⅳの時点でも疲労感は一切感じませんでした。お勧めできる方法ではありませんので、取扱い注意。

・受験時のエピソード(1次試験)
二日目は全く手ごたえがなく、途中棄権しそうになりました。でも「あきらめたらそこで試合終了」なので、「折角だから最後まで全力で解いてやろう」と歯を食いしばって問題に喰らいついたところ見事的中。資格試験あるあるですね。

・受験時のエピソード(2次試験)。
 どの問題も新傾向?と感じ、動揺。でも周囲も同じ条件だから、逆に初年度の私の方が衝撃が小さいはずと「ピンチをチャンス」思考にマインドコントロールを発揮。

 まず、とにかく聞かれたことに素直に答える。①キーワードを②わかりやすく③因果関係で結んで④落ちない答案を心掛ける。次に、⑤白紙答案を避けるために納期・時間だけ気を付けようと決心し、見切り発車気味ですが試験開始30後には解答記入を開始。結果、すべての事例で10分ほど余らせました。 

ちなみに、事例Ⅲの際に同じ教室内で時間オーバーしているのに解答を続け失格になった方がいました。事例Ⅳでは部分点を狙いところでしたが、その方を反面教師として5分前に解答をおえ、終了時間をまちました。

・合格を目指す方へのアドバイス
2次試験は「運」による部分が大きいと思います。来年受験して再度合格できるかというと甚だ自信がありません。

 ただし、その「運」を引き寄せ掴めるかどうかは、日々の「努力」によるところが大きいと思います。経理部在籍時に簿記1級を受験しM&A処理を勉強し、経営企画部において簡単なM&A査定をした経験があったため、他の受験生よりも精神的に優位にたてたと思います。これも「運」というか中小企業診断士に「合格するタイミング」だったのだと思います。

 私は今年しかチャンスはないと思い、家族との時間を犠牲にして受験し合格しました。たしかに一発合格は「魅力的」かもしれませんが、私のように家族との時間を犠牲したスタイルには反省や後悔が残ります。

 人それぞれに最適な合格「タイミング」があると思いますので「回数ではなくタイミング」を重視した方がいいのかと思います。
  約2500字 以上で~す。


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