結婚と育児


結婚できない理由として、非正規で所得が少ないから、という議論がよくある。否定はできない。

正社員化が進めば、結婚できる(する)かというと、
そうとも言えない。

男性、女性がともに正規社員で働いて、
残業も結構あるとすると、
誰が家事労働をするのかという問題がたちまち出てくる。
まして、出産して、
出産後も勤務となると、
労働時間を大幅に削減しないと無理がある。

たとえば、朝10時始業、午後4時終業
という具合に5時間勤務の短時間正社員を作る。

また、ライフサイクルに応じて
通常の正社員と短時間正社員の行き来を自由にする、
といった措置も必要であろう。

さらに在宅勤務も大幅に取り入れる。
コロナ禍で勤務形態も大きく変わり、在宅勤務が当たり前になった企業も多い。
しかし、接遇を基本とする職場では、人あってのものだから、なかなか在宅勤務というわけにはいかないのが現状である。

本来、IT化は労働時間の削減に結びついても良さそうなものだが、
労働力が他に移動するだけで、
働くものの労働時間があまり減らない現状もあるようだ。

令和4年10月1日に、育児介護休業法が変わり、
男性の育児休業が大幅に拡大した。
男性と女性が交代で勤務して、男性が働いている期間は女性が育児を行い、
助成が働いている期間は男性が育児にあたる。
もっとも、授乳の問題もあり、具体的にどうするかという問題もある。

育児介護休業法の改正は福岡労務経営事務所にご相談下さい。
福岡労務経営事務所  0742-71-8936

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