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天竜川の堤防の名残

自宅の近所は昭和初期まで天竜川が流れていました。
この地区の地形を観察するとよく分かるのが昔作った土手が道路の起伏に出ているのです。
そして、開拓地の畑に歩いて行く時に集落の横を通るのですが、石積みの盛り土が家屋を守っています。
このあたり家屋が田んぼよりも1メートル以上の高さを稼いでいます。

今昔マップで見た場合

左半分が120年前、右が現在の地図で赤い矢印がトップ画像のアングルです。幼少のころは、まだ土手が何重にも施され遊び回るのには格好の場所でしたがクルマの往来の邪魔になるとかなんとかで、どんどん整地され
味気ない地形になっています。
現在の天竜川は強固な堤防によって治水されていますが、それもある程度の想定の下に行われていたのであって一旦決壊とか起こったら、
今昔マップの120年前の流れが再現されるものと思います。
川をせき止めただけで、少し盛り土したものの新興住宅地は建ってるけど
みんなそんな歴史は知らなそう。

右下にお寺のマークがありますが、前の住職の話によると
天竜川に濁流が流れると上流から伐採された大木が流れて川岸に流れ着くので当時はその木材を集めてお寺の建築資材に利用していたらしい。
近所には木材加工所がいくつもあったからね。

開拓地は、スイカ、マスワウリは無残にも虫たちの餌食となりゲームオーバー。
そして雑草と供に育つササゲは良い感じで伸びています。
ヘチマで雑草を制圧するのは出来なかったので来年はササゲを大繁殖させて他の雑草を弱体化させてみようかな。

草刈りの日々は続く

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