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余命ゼロの姉、スローな調停で子に会えず、無念死。

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私の姉・梨花子は、闘病中に一人娘と引き離され、夫に対して面会交流を申し立てたが、遅々として進まない調停に涙し、無念のまま40代で亡くなった。余命がゼロになっても1人で裁判所へ出向… もっと読む
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記事一覧

〈手記1〉余命ゼロの姉、スローな調停で子に会えず、無念死[前編]

※数字や名前は架空のものが混在していますが、ほぼ実話です。 [1]姉の年上になった日…

涼原永美
11か月前
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〈手記2〉余命ゼロの姉、スローな調停で子に会えず、無念死[後編]

※数字や名前は架空のものが混在していますが、ほぼ実話です。 つづきです。 [11]学校前…

涼原永美
11か月前
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〈手記3〉余命ゼロの姉と調停と、こども家庭庁の発足[前編]

 興味を持ってくださり、ありがとうございます。  この前段階の話は、よろしければこちらか…

涼原永美
10か月前
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〈手記4〉余命ゼロの姉と調停と、こども家庭庁の発足[後編]

つづきです。前編はこちらからどうぞ。 〈手記3〉余命ゼロの姉と調停と、こども家庭庁の発足…

涼原永美
10か月前
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【子の連れ去り】話を聞いた夫が想像だけで涙目…当事者があり得ない困難に見舞われる…

 今年も残りわずか。年末年始になると、普段なかなか会えない人に会える人も多いだろう。…

涼原永美
4か月前
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【共同親権】そろそろ本質の話がしたい―大人が大人にならなければ子の痛みはどんな制…

  ――親権以前の問題はどうするのだろう、と思うことがある。  いま、離婚後に共同親権を…

涼原永美
1か月前
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【片親疎外】が尚早なら【片親誹謗】【片親悪口】でいいから子どもの傷として可視化してほしい―確かにそこにある困難として

   いま、確かにそこにある問題として、ほかの心の傷や問題と同じように、「見える化」してほしいものがある。  自分の体験にもとづかないのに片方の親を「嫌い」「怖い」と思うことや、同居親から別居親の悪口を日常的に聞かされる痛みについてーーだ。  人格形成の途中にある子どもにとって、苦痛じゃないはずがない。 ***************** ・医学的見地や大規模調査がなくとも「親の悪口を聞くのが苦痛」なのは普通かと・・・  「片親疎外症候群」はまだ議論の途中で、不自然